メジャーアイドル楽曲部門
1位 サイレントマジョリティー / 欅坂46 :2pts.
アイドル界で今年の一曲を挙げろと言われればこれしかない。乃木坂の妹分ユニットということで、良くも悪くもデビュー前からいろいろな注目を受けていたグループだったが、この一曲だけですべての他グループを置き去りにした。詞だけ見ると説明ったらしく固い言葉が並んでいるのに、まだ何者でも無いまっさらな状態のグループに歌わせたことで、詞の内容がすっと入ってくる。そして何よりセンターの平手ちゃんの座りの良さにつきる。秋元康が追い求めてきたセンター像をついに体現したのでは、とも思える程。その上お高くとまることもなくこの曲を引っ提げてTIF2016にも参加して大盛況だったことも印象的だった。この曲が欅坂に与えられたことを、他の48グループや乃木坂はさぞかし悔しがっていたのではなかろうか。そんなことを想像してしまうくらいの名曲。
2位 オーケストラ / BiSH :2pts.
ここ2,3年で盛り上がりを見せてきた、いわゆるエモ系アイドルの一つの到達点となった。野音のライブ映像からはその場の空気感やメンバーの熱気が伝わってきて何度見ても鳥肌モノ。その場を実際に見届けた人たちはさぞかしエモーショナルな体験をしたのだろうと思うと一オタクとして悔しさすらこみ上げてくる。 とにかく野音の映像は必見。
3位 RUN and RUN / lyrical school :2pts.
アイドル界において、今年世間的にも最も話題となったこの曲。斬新なスマホ専用ミュージックビデオが各方面のメディアで取り上げられて、個人的にはアイドルに全く興味のない友人が「これおもしろい!」と言っていて、これが流行か!と実感した。楽曲単体ではなくミュージックビデオありきの評価になってしまったが、これはこれで今年を象徴した一曲として挙げておきたい。
4位 うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ / わーすた :2pts.
昨年いぬねこ。青春真っ盛りで鮮烈なデビューを飾り、楽曲対象インディーズ部門のトップをかっさらったわーすた。今年もいぬねこに勝るとも劣らない名曲を生み出した。初めて聴いたときは、そのいかにも狙ったタイトルとナンセンスな歌詞、転調の激しさにクラクラしたが、何回か聴いているうちに気づいたらこの曲の虜に。まさにスルメ曲。今年の夏、アイドルフェスにいくつか参加したが、この曲のイントロが聞こえてくると各方面からオタクが集まってくるあの光景はこの曲の中毒性を物語っていると思う。
5位 ファンタスティックパレード / 夢みるアドレセンス :2pts.
今年の夏のアイドルフェスで最も聴いた曲。この曲に全力でついていこうとすると最初から最後まで休むヒマ無し。夢アドのお祭り騒ぎ感が凝縮された一曲。何しろ現場が盛り上がる。
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