インディーズ_地方アイドル楽曲部門
1位 お久しぶりです・お元気ですか / Negicco :3pts.
20周年のアニバーサリーにこんな楽曲が来る、という驚き。フィクショナルなアイドル論だった「アイドルばかり聞かないで」から10年。実はNegiccoの歩みこそが最良のアイドル論だという認識と、ならばそれを楽曲にしてしまおうというアイデア。そしてそのアイデアを生かすために音楽的装飾を最低限に抑えるという手腕。ぶっ飛んだ楽曲でありながら、実は非常にロジカルに作られた楽曲だと考えます。他の曲を論じるのがバカバカしくなってしまう困った楽曲でもありますね。
2位 IQ5000 / るなっち☆ほし :2.5pts.
1位の影響なのか、色々充実しているインディーズ部門の楽曲を抑えてこの曲が2位になってしまいました。という冗談はさておき、数ある電波系アイドルソングの中でも極北を行っているでしょう。こんなキャラをおっ被されてもアイドルしているるなっち☆ほしの存在感もさすが。
3位 ため息さえも / 文坂なの :2pts.
3位は正統派。今折り目正しいアイドルポップという意味では一番注目すべき人でしょう。手がけている人が違っていても統一したクオリティとイメージを維持できているのは、ご本人のセルフプロデュース力の賜物。シティポップブームに紛れて、海外なんかで売れて欲しい。
4位 大人になったら / PANDAMIC :1.5pts.
「パンダみっく」時代にはファンクを独自に解釈した楽曲をリリースしていましたが、今はポストロックな成分が高めの爽やかなポップスをやっているんですね。今のメンバー達にはこの路線が合ってると思います。色々あったグループですが、これは会心の一撃だと感じました。
5位 ボクは土手町の時計台 / ライスボール :1pts.
時計台の視点に立って町の日常の営みを暖かく描写するという、アイドルポップがこれをやるのか、という驚きもありますが、彼女達がやると非常に自然に聞こえるのが凄い。3声のコーラスワークも見事で、良質の、聴き飽きないポップスに昇華できている。
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