インディーズ_地方アイドル楽曲部門
1位 せかいのおわりの物語 / クマリデパート :3pts.
明るくて元気な曲で幸せを届けてくれる彼女たちが、あえて励ますのではなく寄り添ってくれる曲です。彼女たちの持つ楽曲の幅の広さ、楽曲のデパートと呼ばれるのも頷けます。またこの曲は限界無限大ツアーで密かに成長した曲でもあると思います。このツアーで披露回数が増え、落ちサビの楓フウカさんの表現力が、初披露の6thワンマンの時から格段に上がっていてライブで聴くと絶対に泣いてしまいます。2サビ最後、優雨ナコさんの「包む」がライブごとに成長していて、ツアーファイナルのZeppで完成され、思わず天を仰ぎました。
2位 awake / クロスノエシス :2.5pts.
今年聴いた曲の中で、好きになるまでの時間がもっとも短い曲で、初披露の時のイントロで好きになりました。「夜明けの空歩き出す」という歌詞がこれからのクロスノエシスが強く歩き出していく決意のように聞こえ、カッコいいなと思いました。間奏では拳を突き上げる煽りが出来、一体感を生むことができます。またMVがこれまでカッコ良さに振り切っていたように感じましたが、今作はカッコ良さの中に色っぽさや可愛いさが含まれていて、メンバーの魅力がより感じられます。
3位 WINGS / ukka :2pts.
今年のukkaはこの曲に尽きます。2A頭の「望んでいたはずの毎日に追い越され」という歌詞。本来はコロナ禍で思うように活動できないもどかしさを表していたはずですが、メンバーの脱退により「望んでいたはずの毎日」の意味合いが脱退メンバーがいた世界線といった意味にとらえられた気がします。本来は5人体制のスタートとして送られた曲のイメージが変わってしまい、ukkaが今年1番向き合わなければならなくなった曲になりました。しかしこの1年ツアーやイベントなどで大切に歌い仕上げた結果、6人体制のスタートを切るのにふさわしい曲へと成長しました。
4位 運命のダンス / SOL :1.5pts.
SOLで1番好きな曲です。アイドル楽曲における「君」はアイドルから見たファンであり、ファンから見たアイドルということが強く感じられるのですが、この曲には対称を「君」と歌う歌詞が多く、アイドルとファンがライブを通して気持ちを共有しているような感覚になります。アイドルとファンしかいないライブという空間で他の誰でもない「君」と運命のダンスを踊るのです。それ故にラスサビの「産まれた意味を見つける瞬間に隣で見ててね 光出す僕らの未来はここだ」という歌詞はグッときてしまいます。
5位 花のかわりに何を贈ろうか / ルルネージュ :1pts.
ルルネージュは歌詞が特に良いアイドルグループだと思っていて、この曲は特に好きです。「この想いの続きは知らない未来だからロマンチックなんだと言い聞かせて」という歌詞の「言い聞かせて」に主人公の葛藤が全て詰まっていて、とても切ないです。またこの曲は歌詞が切ないのに曲はアップテンポで、そこのギャップもいいと思います。
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