第9回アイドル楽曲大賞2020 >> 個人ページ ひやま

投票者情報


ニックネーム:ひやま


インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 ALIVE / RYUTist :3pts.
  今年を語る上ではどうしても外せない。ラジオから流れてきたこの曲が私がRYUTistに出会えたきっかけだったのだ。
美しいハーモニーと雄大なテーマ、それなのにそれが生活の延長にあるということ。柔らかい春の思い出が呼び出されると同時に、コロナで無くなってしまったと思っていた春が、私には関係なくそこにあるのだということをがすごく伝わってきた。
決して派手ではないが、実直な彼女たちの性格を表しているかのような確かな聞き心地は、みんなにもこの素敵なグループを知って欲しいと思わせるには十分なのである。
2位 モーニングコール / Kaede (Negicco) :2.5pts.
  なんとなく買ったかえぽのアルバム。タワレコからの帰り道暗い夜道を走りながら車のなかで聞いたのを覚えている。全体的にゆったりとしたアルバムで、ともすれば似たような楽曲のようにも聴こえてしまうが、スピーカーの向こうから「もしもし、もしもし、もしもし」とかわいらしくコールする彼女の歌声が耳について離れなかった。
3位 約束 / Nao☆ (Negicco) :2pts.
  もともとNegiccoは好きで箱推しではあったが、今年RYUTistに出会えたり、NegiFESで共演してくれたこともありNegiccoも再び細かくチェックすることになった。そんなリーダーのソロミニアルバムということで手に取ってみたが、元気な曲からシリアスな曲までグループとは違った面を見せてくれた。私が好きなのがこの「約束」で、変にはしゃがず落ち着いた二人の関係をしっとりと歌い上げている。私も素敵な想い人とこんな風になりたい、そう思わせてくれるお気に入りの曲だ。
4位 会いたいが言えない / 武藤彩未 :2pts.
  私が上京したときに武藤彩未さんがソロデビューして、私が夢破れて里帰りするときに彩未さんも活動を休止したという苦い思い出があった。数年たって彼女が活動を再開したと聞いたとき、私は東京にはいなかったが嬉しかった。距離は離れてしまったし、コロナ禍で気軽に会いにも行けないけど…「会いたいが言えない」。そう代弁してくれる彼女を今でも応援しているのだ。
5位 My Graduation Toss / さくら学院 :0.5pts.
  歌い継がれていくことで、曲の物語が紡がれていく典型。いまでも泣ける。

アルバム部門


1位 『ファルセット』 / RYUTist :4pts.
  寡聞にしてRYUTistを存じ上げなかったが、TLでやたらアルバムが褒められていたこと、ジャケ写がとてもいい笑顔だったこと、そしてラジオから流れてきた「ALIVE」を聴いて購入を決め、そこからすっかり虜になってしまった。コロナ禍で荒んだ心の癒しとしても良かったけど、ライブを見るたび、そしてCDを聴くたびに自分の中でアルバムの評価がグングン上がっていった。尊さが臨界点を越えたのは「ナイスポーズ」だった。特殊な歌唱方で実は最初歌詞が聞き取れなかったが、一旦理解すると最後の盛り上がりを迎えるたびに涙が出た。コロナ禍の配信があったからこそ貴重な場面にも多く立ち会え、今年だからこその思い出になった。ありがとうRYUTist、ありがとう柴田聡子さん。もちろん他の曲も大好き。「時間だよ」「絶対に絶対に絶対にGO」「きっと、はじまりの季節」みんな好き。
2位 『A-rin Assort』 / 佐々木彩夏 :1pts.
  私にとってのあーりんとはなんだったのか…
その答えを得た目から鱗のアルバムだった。
最近はすっかりももクロからご無沙汰だったが、知っている曲を聴くたびにあーりんの顔を思い出し、初めての曲を聴くたびにいまのあーりんを思い描いた。かなりあーりん圧が高くいつでも何度でも聴こうと思えないのが難点だが、非常にバラエティーに富んでいてかつ彼女の魅力をたくさん引き出しているアルバムだと思う。いいね!
3位 『gift songs』 / Nao☆ (Negicco) :1pts.
  Negiccoの歌姫と言えばNao☆ちゃんだと思っていたが、かえぽがソロアルバムを出したりと躍進しており、こちらは待ちに待ったミニアルバムだった。かえぽがゆったりカフェで流れている曲集だとすれば、こちらはポップからシリアスまで集めた短編コミックのようなバリエーションだったが、通して彼女の優しさが垣間見えたような気がした。インターネットサイン会で購入したのだが、ちゃんとひとつひとつコメントを読んでくれ、「ぜひ新潟に来てください!」と言ってくれた。オタクはチョロい。早く新潟に行きたいのである。

推し箱部門


RYUTist
  今年は自分にとっては猫も杓子もRYUTistだった思い出。ラジオをきっかけにしたファルセットとの出会いがあり、またコロナ禍の中RYUTist運営も様々な配信を企画し、私のようなオタクを繋ぎとめてくれたおかげでいまがある。
メンバーも大変だったと思うが、暗いところを見せず健気に振舞ってくれたのが大変励みになった。そうした情勢だったからこそ出会えたこの運命をオタクはずっと忘れないだろう。そして、いつか新潟のホールで彼女たちのライブを見るまでは死ねない。