インディーズ_地方アイドル楽曲部門
1位 ストレライド / Devil ANTHEM. :3pts.
シングル「VS」のカップリング。実験性の強いのはVSだろうけど、いまの気分で推したくなったのはこっち。ロケットの名称と「広い歩幅で走る」ことを重ねてモチーフにした(と思われる)歌詞と疾走感これでもかと極めたトラックにやられた。テクノポップ/EDMの側面とギターロック/メロコアの側面を両輪に上からヒップホップの精神をぶちまけるのがデビアンのおもしろさで、「ストレライド」はそのど真ん中を射貫いた作品だと思う。生で聴くともう死にそうになる。抽象と具象を重ね併せていく歌詞もまた楽曲の精神を表していて素敵です。欲をいえば、山下智輝さんはもっとデビアンと絡んでもらいたい。
2位 ノンフィクション / NELN :2.5pts.
今期の自分的な新人賞みたいなグループ。出す曲ごとに感じる新鮮な驚きはトマパイの再来といってもいい過ぎじゃない。ドラマチックなエレクトロアンセム「オレンジ」、ギターロックの高揚感に打たれる「ころがる」、変則的な中華風ポップス「irony」もいいけど、気分で選んだのがこちら。メンバーの声とサウンドが最も調和している気がする、抱きしめたくなる哀感いっぱいのシティポップ。ベースはシンセポップなんだろうけど、次に何が来るかわからないわくわく感が本当に素晴らしい。製作陣には感謝しかないし息切れしないようにこれからも頑張ってください。
3位 もうわたしを好きになってる君へ / リルネード :2pts.
アイドルが歌う語り口調のボーカルの究極じゃないでしょうか。多幸感というありきたりな表現を具体化したような楽曲。歌詞がメロディにかっちりはまってるのが本当にすごいし、直球のようで遠回しないい様だから、その複雑さゆえに偉そうにも、反対にいやらしく媚びてる風にも聴こえないのがいい。なので聴いていて翻弄されてる感があって実に楽しくなる。ヤマモトショウさんの異才が炸裂してますね。
4位 でんわにでんわ / アンスリューム :1.5pts.
てっきり顔ランで売ってるグループなのかと誤解してたけど、ライブで観たら作り込んだ楽曲でオタクを狂乱させてて意外と正統派なグループなんだとびっくりした。生バンドアレンジで電波系ソングの陶酔感を再現する斜め上の音楽性が最高。凛としたミクスチャー「警察犬」もめちゃくちゃ好きですが、歌詞がポンポコピーなのに後ノリ全開のトラックが抜群にかっこよくて悔しい「でんわにでんわ」に一票です。聴くと毎回悔しくて身もだえしてしまう。
5位 リーガルハイ / ユレルランドスケープ :1pts.
これド○ッグの歌ですよね?w アイドルはここまでの音楽的な表現が許されるを地で行く極北みたいなグループ。出す曲全部傑作のなか個人的なファーストインパクトとしてこれを選んだ。ヒップホップ由来のトラックが最高で、イントロは永遠に流れてて欲しくなる心地よさ。なによりもライブでも音源負けしない歌声の力強さがあって好き。
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