楽曲部門
1位 最KIYOU / モーニング娘。'24 :3pts.
「Wake up」は万人受けしやすい軽快なものだったが、今回はスルメ需要にも十分応えることができる娘。楽曲となった。隣国や他陣営に出せない日本人の感性に訴える湿り気や憂いがあり、非つんく曲でありながら現在の代表曲と言えるのではないか。
2位 灰toダイヤモンド / BEYOOOOONDS :2.5pts.
その後の事象から見ると不可解な脱退が続いたビヨだが、この楽曲がもう半年早く表れていればメンバー構成も今と違ったと思うほどの衝撃曲。20年前のハロー全盛の時であればレコード大賞やアジアを中心とした世界的ヒットもあったのではないか。しかしながら多様な作家が競い合う現在のハローならではの曲ともいえるので、今この曲に接することができた喜びを感じたい。
3位 内緒だよ / モーニング娘。'24 [小田さくら、羽賀朱音] :2pts.
曲を聴く前に、「あかねちんもここまで来たか」というのが多くの人の印象だろう。アイドルという手法で活動する女性の中で最高峰と称される小田さくらとのデュオは最も高度であり厳しい視線にさらされる。しかしながらこのような心配は杞憂に終わる。横浜アリーナでも二人はしっかり観客を魅了した。そしてこの曲のすごいところは二人にまだ伸びしろを与えているところだ。聴き手は満足とともに、次はもっと良くなるのではないかという期待を持ってしまう。地味な位置の曲だけに時間がたってからまた歌ってほしいと思う。
4位 ポラリス・コンパス / 宮本佳林 :1.5pts.
デビュー前のアイドルと文学好きの女子高生が静岡で出会い始まった物語が時を経てアイドルの模範ともいえるアーティストと売れっ子作詞家兼新進気鋭の作家の関係となって表れた曲。爽快なテンポで進む曲だけでも素晴らしいのに、彼女たちの10年余りを考えると涙が浮かんでくる。ぜひ多くの人に聴いてもらいたい。
5位 ラヴィ・ダヴィ / OCHA NORMA :1pts.
今年の曲はどれも素晴らしいのだが、最も頭の中をヘビーローテーションし、完成度も高いものと判断しこちらに。
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