第13回アイドル楽曲大賞2024 >> 個人ページ サロン66

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ハンドルネーム:サロン66


サイト:日記


メジャーアイドル楽曲部門


1位 コヨーテが鳴いている / WHITE SCORPION :3pts.
  メディアで殆ど見ることができないが曲質だけは高アベレージのホワスピ白眉。ラテン歌謡とジャズ歌謡の中間のような取り合わせで、サウンドは現代仕様だがメロは良い意味での古めかしさ。海外で発掘されて逆輸入ヒットした80's歌謡曲にあってもおかしくないような、過去からやってきた曲にも思える。作曲は増谷賢でアニソン方面の仕事が多い人だが、録音にCarlos K.が関わっている。(MIXは別。) 詞の内容は秋元康の好きな孤独ものだが、やる気ある側の康が出ていて、数あるグループで本気モードなのが伺える。基本的には櫻坂の小編成版グループだが、向こうで遠慮した部分をこちらで消化しているように感じる。
2位 Give it a try / ONE LOVE ONE HEART :3pts.
  スタダの男女混合グループから、そのうち女子のみで歌った曲。ナイトクルーズ四つ打ちダンストラックで、作編曲はavex御用達のh-wonder(和田弘樹)。10年前ならこの手のクラブ歌謡はゴロゴロあり、猫も杓子もKポのご時世に対する反逆にも思える。このグループは歌って踊れる人を揃えているのでパフォーマンスも見応えあり。前身グループDAN⇄JYOから継続している矢嶋由菜がいい。
3位 繋ぎ歌 ~世界の国からこんにちは~ / NMB48 :3pts.
  10年ぶりの書き下ろし劇場公演『天使のユートピア』の1曲。全体プロデュースをCarlos.Kが務めているが、実際にペンをとった曲は少なく、当該曲もT4Kとの共作。2025年の大阪万博に向けて、1970年の大阪万博テーマソング「世界の国からこんにちは」をサビ前などに挿入した、コールドプレイ風の四つ打ち大団円曲。NMBは活動範囲が大阪ガラパゴス状態で、関西域ですらない(なんなら梅田ですらない)と狭すぎるゆえ、こういった曲が外に広がっていかないのが勿体ない。48内でもパフォーマンスレベルは研究生の段階から頭幾つも抜けているが、歌唱力の印象が薄い。
4位 Overnight Rainbow / ukka :0.5pts.
  作詞/作曲/編曲すべて岩崎慧。岩崎は2023年に活動休止したソウルバンド・セカイイチのボーカル&ギターでありメインソングライター。日頃はビンテージ且つオーセンティックなスタイルだが、アイドル向けに華やかさに舵をきるとこういう曲も書けるのかという驚き。
5位 Sweaty Smell / STU48 :0.5pts.
  映画「カーリングの神様」主題歌でアルバム所収。「汗の匂い」というタイトルも若干どうかと思うし、音楽性もSTUでありがちな青春ポップス(雨後の乃木坂ともいえるが.....)この普通さの中で勝負して印象に残る楽曲が出てくるのは、かろうじてSTUなりのプライドを保っている気がする。作家は作曲:木下めろん、 編曲:野中“まさ”雄一と馴染みのメンツ。

インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 Tailwind / VIOLAVIE :3pts.
  安原兵衛プロデュース。イントロのボイスサンプルとブラスのStab音、サビからラジオ加工のフィラデルフィア弦でAメロに繋いいくアレンジなど、本気出しまくってるのが伝わる。ただ振り付けが絶望的にダサく見るに耐えない。音楽性はBENNIE K参照っぽい雰囲気もある。
2位 LUNA LOOP / Mi LUNA from お月ちゃんのうた :2.5pts.
  AV女優を中心に結成された「恵比寿マスカッツ」の後継。TV番組から派生した舞台イベントの演目にアイドルを題材にしたコントがあり、未歩なな/八木奈々/古川ほのかが『単車ガールズ』なる架空のグループを演じていた。それがそのまま改名してCDデビューに至ったのが結成経緯。作家クレジットは全てペンネームのようで素性不明だが、カイリー・ミノーグをコンカフェに連れて行ったようなPWL曲は、それなりの制作陣と思われる質。c/wは初期Perfume風の星ものテクノポップでこちらも良い。2024.12.28リリース予定の2ndシングルに向けてメンバー再編があり、八木が抜けて葵いぶき/石原希望が加入し4人に。更に2024.12.22に妹分「ねこまんまっ!!」(佐々木さき/川越にこ/小野六花)が配信デビュー(CDは来年発売)がアナウンスされており、番組発の「お月ちゃんのうた」プロジェクトは2グループ稼働となる。
3位 DA DA DA Darling♡ / Fuhua :2pts.
  2023.7デビュー、2024.10に解散。日テレxプラチナムxSilent Sirenという鳴物入りプロジェクトだったが1年強と短命に終わった。当該曲は活動初期から大半のイベントでセトリ入りしていたが、2024の配信アルバムでようやく音源化。 作曲は同じプラチナムのBAND-MAIDに書いていたTIENOWAで、YOASOBIを砂糖にまぶしたようなピアノ四つ打ち。グループとしては全曲CD未発売。
4位 プリンセステイラー / 江籠裕奈 :1.5pts.
  元SKE48で2024.1.1から名古屋拠点でソロ活動開始。作曲は、かつて江籠が初選抜となった「コケティッシュ渋滞中」(2015)を作曲したフジノタカフミ(と宮原康平の共作)で、ロボットボイスのアンドロイドテクノポップ。
5位 MURI / FR2PON! :1pts.
  YouTuberグループで読みは"ふるぽん"。成功者ゆえの影のない能天気なハイパーノヴェルティソングで、ヴァースのラップとフックの1分にほぼ全てのフレーズ要素が入ったミニマム構成。TikTokを現代のコマソン生産所と捉えれば「無理」1ワード押しの歌詞も納得。後半、ワブルベースインストからフューチャーベースへの流れが密かなピーク。制作は(このグループではお馴染み)作曲:うみくん+編曲:ToshihiroのボカロPコンビ。PVのクリエイティブも良い。

アルバム部門


1位 『ときめく恋と青春』 / 超ときめき♡宣伝部 :3pts.
  youth case+佐々木博史のジャニーズコンビによる『ハピラブルー!』、の子(神聖かまってちゃん)が作曲+ha-j編曲による『大、大、大すきっ!』など、カワイイがうるさい表題系でラベリングしてしまうと損をする厄介なグループ。
2位 『愛せ、至極散々な僕らの日を』 / ONE LOVE ONE HEART :2.5pts.
  男女混合グループで、男性オンリー曲もあればその逆もある。楽曲単体部門で1曲選出したが、それでは足りないぐらい良曲づくしなのでこちらにも。
3位 『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』 / PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS :0.5pts.
  韓国臭のするものに入れてやるかと気負ったものの、@onefiveのアルバムなど、日本のグループが韓国寄りになってしまった結果、それを真似たら本家に負けるだけでは......というしょうもない因果を産んでしまって選出。

推し箱部門


STU48
  足を洗うつもりがまだ滞在。他に、NMB、UMATENA(佐賀)、めたセン(福岡)、などをウロウロ.....。東京地下もponderosa may bloomなどをウロウロ.....。