アルバム部門
1位 『textures!』 / usabeni :2.5pts.
加納エミリ氏がサウンドプロデュースを一手に担った前作に対して、今作はそれぞれ違う作家に依頼しており、曲調は見事にバラバラなのだがどれもいい曲ですごい。
個人的に好きなのはゴリゴリのテクノトラックにusabeniさんがラップを乗せる格好良すぎる"trip"と、明るいガールポップナンバーの"Charming?"です。
2位 『GAMBIT』 / MAINAMIND :2pts.
MAINAMINDの自作曲の1つ1つを取り上げてみてもいちいち良曲ばかりなのだが、既に昨年から配信リリースされていたものを中心にコンパイルされたこのアルバムをCDで最初に聴いたときに「マスタリングでここまで音質変わるのえぐいな!」と思うくらいの違いだったのでアルバム部門で投票するのにふさわしい。
3位 『トーキョードープシティ』 / THE ORGANICS :1.5pts.
今年ワンマンライブの時点で持ち歌は1stアルバムの7曲しかなく、尺持つのか?という不安を抱く全オーディエンスに対して、このアルバムの曲を一挙に新曲として披露する離れ業で応えてフロアをぽかんとさせた。
THE ORGANICSはヒップホップとしてみても、フィメールラップとしてみても、ひょっとしたらアイドルラップとしてみても独特な立ち位置にいて面白いのだが、あるいはそれ故にかそのどれを語るときにも抜け落ちてしまうかのようでもどかしい。
アイドルラップについて語るときはあのグループとあのグループに言及しておけば一丁上がりみたいなの、いつまでも同じではつまらないでしょう。オガニに注目するのです。
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