第12回アイドル楽曲大賞2023 >> 個人ページ かべのおく

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メジャーアイドル楽曲部門


1位 青いペディキュア / JamsCollection :3pts.
  「地下アイドルの夏曲は、明るい曲調で明るい歌詞」という既成概念を完全に取っ払った、エポックメイキング的楽曲だと思う。坂道グループやAKB48グループを応援していたオタクにとっては思わず心の琴線をふるわせられる。初披露から2日後の超NATSUZOME2023、海辺の野外ステージで聞いた時の感動は忘れられない。幕張メッセのワンマンでもここ一番のシチュエーションで披露され、ジャムズに欠かせないレパートリーの一つになったように感じた。
2位 革命的オーバードーズ / FES☆TIVE :3pts.
  作曲は、同グループの代表曲「OIDEMASE!! ~極楽~」を手がけたIMAKISASA。少しアングラ臭のする、危なっかしいみゆはんの歌詞とのマッチングも絶妙なバランス感。シングル「HUMAN NATURE WORLD」の中では最も最後に発表された楽曲なものの、現場と水があったのか急速に定着した印象がある。間奏前に「Love! 叫べ! We love you! love!」に続いてオタクがガチ恋口上を叫び始めるのがすごく好き。今は知る人ぞ知る曲になっている気がするので、FES☆TIVEはもっと大きなライブで積極的に使っていってほしい。
3位 アイドルなんかじゃなかったら / AKB48 :3pts.
  ひょんなきっかけで、自分がAKB48の現場に久しぶりにおもむくことになったシングルの表題曲。今やAKB48を背負って立つ存在となった小栗有以をセンターに据えたのは、グループとしての再出発を予感させる。「アイドル」という存在を演じている一人の人間としての「私」の揺れ動く感情を、まもなく結成18周年を迎えるAKB48が歌っていることに大きな意味を感じる。
4位 シンガロング・ワールド / chuLa :0.5pts.
  今までのchuLaには見られなかった少しブラックな雰囲気が特徴的な楽曲。グループの色的にどうしても「沸き」に頼ってしまうこともあるが、こうやって歌える曲のジャンルを広げて来たのが着実なレベルアップにつながったように思われる。MVの奇妙な世界は、実は佐藤まりんの見ていたスマホの中だったというオチも面白い。
5位 もう一度僕と恋愛してくれませんか? / ナナランド :0.5pts.
  ナナランドが連続リリースしたシングルの第一段。メンバーがウェディングドレスを着たMVも印象的。メンバーのソロパートが多く、長期間活動しているグループだからこその楽曲に感じられる。

インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 初恋のひと。 / 高嶺のなでしこ :2pts.
  高嶺のなでしこが超NATSUZOME2023にて初披露した楽曲。甘酸っぱさを感じられる青春ストーリーに、さわやかな曲調が乗っかっているのはHoneyWorksの真骨頂。これも松本ももなという圧倒的ヒロインがいるたかねこだからこそ歌える楽曲なのでは。夕暮れ時のTIF2023 SKY STAGEでこの曲を聞いたときは、あまりのロケーションと楽曲の素晴らしさに感動を禁じ得なかった。
2位 アイスクリーム / MyDearDarlin' :2pts.
  「MDDシンドローム」「トーキョーガール」に続く、MyDearDarlin’のキラーチューン。マイディアが登場するのは大抵対バンライブの終盤だが、どんなに疲れていても、この曲を聞くと思わず高まってしまう。個人的には是枝優美さんのAメロ歌いだしの「ハートビートを殺して見えないフリしてた諦め掛けた夢や後悔の残響音鳴りやまないんだ!」がとても好き。ちなみにアイスクリームは”I Scream”のカタカナ表記だと思うが、そんな遊び心もよい。
3位 真夏のユーレイ!! / Merry BAD TUNE. :2pts.
  TIF2023メインステージ争奪戦を制した、バチュンの勝負曲。夏を「透き通るような季節」と形容したのはこの曲が最初で最後になると思う。決勝ライブの最後にこの曲のイントロが始まったときの会場の熱狂は、ここ一番のものを感じた。落ちサビの熱烈なクラップに、星島ゆいさんが感極まって歌えなくなるのを見たときには「アイドルって、アイドルオタクっていいな」とシンプルに思った。
4位 青春群像 (2023 ver.) / タイトル未定 :2pts.
  タイトル未定が大きなライブに出たときには必ず披露され、毎回ものすごく満足感をたたえて帰った記憶がある。特にNEO KASSENのトリで披露された時は、その日をこの曲で締めくくれることの喜びに会場全体が満ち溢れていたのを覚えている。
5位 夜明けの唄 / yosugala :2pts.
  yosugalaの初MV楽曲。静かな歌い出しから楽器が加わり、一気にボルテージが上がる瞬間はまさに「夜明け」という印象を感じさせる。日が落ちたTIF2023 SKY STAGEでこの曲を聞いた時はまさに至高だった。汐見まといさん始め、メンバーの高い歌唱力が最も存分に発揮されるのはこの曲だと思う。この曲を聞いて感動しないオタクはいない。

アルバム部門


1位 『Jam Vacation』 / JamsCollection :5pts.
  JamsCollectionが8人体制になって初めて発売したアルバム。「独占オンステージ」「夏ときめいちゃいマッスル!」など、すでにライブで披露されていた楽曲に加え、「矛盾してる。」「片道切符のかくれんぼ」は幕張メッセの隠し玉的な使われ方をされた。8曲も収録されていながら全ての曲に何かしらの「見せ場」が与えられていて、グループとしてのプロモーション戦略の巧みさが垣間見られる。
2位 『青春群像 (2023 ver.)』 / タイトル未定 :0.5pts.
  初収録となった「にたものどうし」が初披露されたのは、TIF2023のメインステージ。2022年は勝ち取ったステージに、2023年に戻ってきたタイトル未定がその実力をいかんなく発揮した瞬間だった。再収録された楽曲も細かくリマスターされており、川本空ちゃんの声を入れるためだけじゃない、2023Ver.を出すことの意味を強く感じられた。
3位 『ヨモスガラ』 / yosugala :0.5pts.
  これまで単発リリースの多かったyosugalaのベスト・アルバム的な要素を含んだアルバム。楽曲がとても幅広く、yosugalaのさまざまな一面を一度に感じられることに大きな意味を感じられる。

推し箱部門


JamsCollection
  従来から人気のあった「最先端フォーミュラー」に頼ることなく、レベルの高い粒ぞろいの楽曲をリリースしていた印象。特に「青いペディキュア」は2023年夏に披露されてから人気曲レパートリーの仲間入りを果たした。夏フェス期間からはアルバム『Jam Vacation』の楽曲を少しずつ披露し、最終的に幕張メッセでのワンマンで結実させる流れは非常に鮮やかだった。アイドルとしては珍しく、誰でも知っているこれといったキラーチューンはない。しかし全ての楽曲のクオリティが高く、沸ける曲、かっこいい曲、しっとりとした曲とレパートリーも豊富で、メンバーのビジュアルも相まって聞き手を飽きさせない。「みんなの大好きなものが詰まってる」というグループコンセプトは、楽曲でも体現されているように思う。