メジャーアイドル楽曲部門
1位 NEW DANCE / XG :3pts.
メインライターはJakops。
The Resurrection of avex. ベースがうねるディスコからの中盤の解放感。HARVEYの声色とメロディー、COCONAの会話のように自然なスタイル、MAYAの厳つくもクリアなフロウ、JURINのダンスと一体化する気品とグルーヴ、日本のアイドルラップとしてめちゃくちゃ面白い存在でもあるので、3か国語混在ラップ曲が待ち遠しい
2位 Either Way / IVE :2.5pts.
メインライターはRyan S. Jhun、Luke Fitton(Kylie Minogueのツアーギタリスト)。
浮遊感と煌びやかさが同居したこれまでの作風から一転してインディーアナログ内省感を強く打ち出した一曲、何かと騒動に巻き込まれ疲れ切った彼女達の諦観を通り越しての自己受容を包み込むように、サビは分厚いシンセで埋め尽くされる。
「あの子はIだからよ、君はEだからよ もういいからVでもしよう」、MBTIをやたらめったらと振り回すオタクへのメッセージへも、DIVEは陽気に「I! E! V!」と被せコールするのでなかなかびっくりする。そうね、Vはハートなのかもしれない。
3位 Eve, Psyche & The Bluebeard's wife / LE SSERAFIM :2pts.
メインライターは13(シプサムズ)。
イヴ/プシュケ/青髭の妻、聖書、ギリシャ神話、シャルル・ペローの童話から引用される、男たちの強いた禁を破る女たち。地を這うJersey Club、、特にユンジンの「I'm a mess mess mess mess mess mess mess I'm a mess in distress but we're still the best dressed Fearless say yes, we don't dress to impress」の語感、フィメールラッパーやリナサワヤマとのコラボ展開も含めて強く美しい。
4位 ローマでチャオ / Wink Music Service :1.5pts.
元ピチカート・ファイヴ高浪慶太郎とサリー久保田のユニット、作曲はSOLEILでお馴染み岡田ユミ。
高浪さんとアンジーひより が寄り添う囁きツインボーカル、それだけで最高にキュート。
5位 enchanted night ~白夜 / Billlie :1pts.
メインライターはASTROムンビンの妹で元YG練習生、現SSWのYOUHAと、SquarとWooonによるPixelWave。
「独創的ストーリーテーリング・アイドル」ことBilllie、ミステリー/ファンタジー設定のクセが強すぎて、日本におけるSF学会的な取っ付きにくさが凄いのだけれど、ベースごりごりシンセディスコポップとK-POP特有のオノマトペフックソングの両方を取りに行く強欲さも凄い、これは今年のそのタイプの楽曲「EUNOIA」や「DANG! (hocus pocus)」に埋もれてしまったミステリアスすぎる一曲。
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