アルバム部門
1位 『(エン)』 / RYUTist :2.5pts.
前回のファルセットもそうだったのですが、開始数秒でヤバいアルバムである事を予感させる。水硝子がリリースされたときは特殊すぎて一体どうなるのかと思ったが、まさか全部をこの世界観に合わせてくるとは。
RYUTistの歌唱力に担保されているのでやっぱりRYUTist。特にたったいま:さっきまでは少し前なら通常曲のリミックスの感じなのだが、これが正規曲として発表されるのが凄い。
女性複数ボーカルの前衛エレクトロ音楽のアルバムとして評価されてほしい。
2位 『一瞬しかないの『ファーストアルバム』!』 / 一瞬しかない :2pts.
ライブでは最後にドリフターズのカバー曲のさよならするのはつらいけどをやっているのだが、アルバムのタイトルのつけ方が往年のドリフ曲に通じていてエンタメとして目指しているものが伝わって来る気がする。
1~5曲目はさわやかで楽しい曲で、わたしのプリズムの90年代の音が豪華でキラキラしているニューミュージックの流れをくむような懐かしい感じが良いです。今日を生きようはみんなの歌採用でもおかしくない合唱曲。
問題のサブスクで聞けない6トラック目がヤバい。ピー音が入るアイドルのアルバムは前代未聞。仆破さんの室外機好きが高じてよく分からないことを言っている部分は必聴。7曲目の入りにつながっている感じも良い。
8~10曲目の包み込むような曲が本当に最高で、この年のクリスマスはマジでクリスマスソングとして一線を画していて聖なる感じすらある。
イントロが最後入ることでの余韻があって、曲順完璧です。
3位 『オリオン座流星群』 / まちだガールズ・クワイア :1.5pts.
合唱でポップスというと、流行曲の合唱アレンジか、もしくはパワーコーラス方面に行くのだが、オリジナルでこの水準のポップスを合唱でやっているという点でアイドルというカテゴリーに関わらず例がないと思う。
星めぐりの歌でこのアルバムのコンセプトが代表されているようで意気込みが伝わって来る。
アルバム通して宇宙や星に関するテーマで統一されていて、それでいてバラエティーに富んでいる。
個人的に9曲目の遊星少女マチルガの昭和のアニメやCM曲のようなポップさが楽しくて本当好きです。
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