アルバム部門
1位 『YUP YUP in JP』 / YUP YUP :2pts.
「レッツポコポコ」に居た琴海りおが立ち上げた「オリガミリオン」が2020.5に解散。メンバーであった夏光まことが烏丸リンと改名して中心に据えられ、作家陣からハシダカズマが抜け、安原兵衛がプロデュースし直したグループ。3名追加して4人グループとして出発したが、3ヶ月後その夏光と1人が抜けて現在2人組。エレクトロ〜ハウス〜R&B〜オルタネイティヴロックを軸に海外のトレンドを取り入れた、安原が一番やりたい音楽が詰まっているプロジェクト。全曲名曲の大名盤。
2位 『6×LOVE』 / コレって恋ですか? :2pts.
2.0 ライバー主体のグループ。曲は結構出ているが、男性Pも歌唱に混じる事があるので聞く人によっては邪魔。2020年の名曲『show / do!』路線の曲もなかなか出てこず、いまひとつパンチに欠けるところだが、まかり間違って生まれたのがこの傑作まみれのアルバム。欅坂46かモンドグロッソを下敷きにしたような、クールなアコギカッテング曲『プレデタLOVE』」、ディスコリードシンセ『迅速電脳』、多田慎也の童謡調(に行こうとして寸止めの)セツナソング『わすれんぼ』、ハロプロのAKIRAと同一人物と思えぬ(もしや別人?)の幸福曲『シンキロウ』など。全体的には元気ロックやネット世代のピコピコポップが目立つ人たちだが、これらアルバム新規曲だけは別もの。
3位 『ときめきがすべて』 / 超ときめき♡宣伝部 :2pts.
2020.12リリースにつき昨年エントリから漏れ、今期扱いとなったアルバム。既発シングル+改名前の楽曲リメイクが中心で、幾らか新曲がある。が、この新曲群が侮れない。楽曲公募で採用された専門学生・サクノオクレゲ(上村咲枝)の作曲による『7月のサイダー』、サイダーガールの知による、スイングジャズタッチのピアノがハロプロなラララソング『雨あがり』、それにハロプロ諸作でおなじみ、山崎あおいの『さくら燦々』と枚挙に暇がない。そもそもアルバムは「シングルに至らなかった曲」の構成になりがちなので期待薄なのだが、これだけ新曲に精魂こめられては投票せざるを得ない。毎年、シングル/アルバム通して1グループ1作、に収めて来たが、超とき宣はどうしても絞れなかった。
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