第10回アイドル楽曲大賞2021 >> 個人ページ サロン66

投票者情報


ニックネーム:サロン66


サイト:日記


メジャーアイドル楽曲部門


1位 愛Song! / 超ときめき♡宣伝部 :2.5pts.
  『すきすきすきすきすきすきっ!』c/w曲。テレビ朝日の作家発掘企画から出てきたMUTEKI DEAD SNAKE作曲/編曲による多幸フィラデルフィア。冒頭のタラッタコーラス、中間部のラップ、カウンターで入りまくるストリングス、少しのクラップ......アレンジ全編抜かりがなさすぎる。歌詞的には「キミが好き」くらいの話なのだが、こういうアレンジで聞くと広い愛に感じるのが不思議。
2位 Dead end / 櫻坂46 :2.5pts.
  欅坂46から改名して3枚目のシングル『流れ弾』に収録。CMJKかと思うようなクラブトラックにスパイブラスが炸裂する現代解釈のハイパーファンク。やろうと思えば出来たハズの、安易なディスコリバイバル潮流に乗らなかったサバイブ能力も高評価。作詞:秋元康 / 作曲:加賀爪タッド+TomoLow / 編曲:TomoLow
3位 キミすき / Lucky² :2pts.
  TVドラマ〈ガールズ×戦士〉シリーズ+LDHのアイドルグループで、要は「Girls2」の妹分。読みは "ラッキーラッキー"。EXPG出身者で構成されたスキル保証のメンバーによる、踊れる中学生の最先端。作曲/編曲の「えとゆま」は、ミディアムファンクをティーン向けにカワイイチューニングした。ブラスをやたらめったら鳴らさず装飾は弦だけに留め、ベースでグルーヴを引っ張るシンプルな楽器編成が潔い。同名ALの収録曲『神様Noでも僕らはYes』も良。(こちらは作曲:AKIRASTAR)
4位 青き桜 / PiXMiX :2pts.
  AL『君がいたから』収録曲。OnePixcelに続く東宝芸能の第2弾グループで、授業の無いさくら学園のような優等生箱入りユニット。曲名で想像される通り、ピアノスタートのベタなサクラソングだが、ゆえに作家の力量が問われるお題目。作詞は☆STAR GUiTARのSiZKで、作曲/編曲は自身も東宝芸能に所属する早尻洋介。PiXMiXはいつも曲はいいのだが、いつもマスタリングが悪いのが惜しい。
5位 無限大少女∀ / 転校少女* :1pts.
  Cheeky Paradeが2013年に発売した同名シングルをカバー。編曲は村山☆潤か吹野クワガタのいずれかで(執筆時詳細不明)、オリジナルのペナペナなアレンジを超越。カバー曲は極力投票しないマイルールを敷いているものの、(sg『リバース・エイジ』も良いっちゃ良いんですが......) これは出来が良すぎる。転校少女*は他にDorothy Little Happy『デモサヨナラ』もカバーしていて、こちらもイントロのシーケンスの入れ方から、シティポップリバイバル風味のさじ加減からアイデアが秀逸。

インディーズ_地方アイドル楽曲部門


1位 ファンファーレ / ukka :2pts.
  以前は「桜エビ〜ず」と名乗っていたスタダのグループで、ミニAL『T.O.N.E』に収録。"ファンファーレ"だけに、マーチングバンドを想起させるブラスとスネアを柱にした大団円ダンスロック。作詞/曲/編とも太田晴之で、押し付けがましくない弦と管のミックス具合が絶妙。ukkaはディスコハウス『Shining City Lights』も良くて嬉しい悲鳴。
2位 Club Moon / femme fatale :2pts.
  戦慄かなの+頓知気さきなの実姉妹ユニット。音楽Pはケンモチヒデフミ。インディーズどころか世界基準のピアノハウスで、童謡テイストの和洋折衷メロ。こんな音やられたら誰も勝てないですよ....ケンモチさん、本気出し過ぎです。
3位 Stranger / せかいシティ :2pts.
  James Panda Jr.プロデュース。Jamesはもともと2003年に渋谷系バンド・テトラプルトラップの一員として登場。フリッパーズギターの直球フォロワーとして活動の後、2009年にPANDA 1/2を結成(一般的に藤岡みなみボーカル期で知られる。) この時の楽曲を*Sunshine*(2015〜)にカバー許諾したり、SiAM&POPTUNeやハコイリ♡ムスメにオリジナル曲を書き下ろすなどしていたが、せかいシティでは音楽プロデューサーの肩書と共に全編に関わっている。今作は幾つかあるオリジナル曲の1つで、ベルシンセがグリコチョコレートCM風の、ラブリーな四つ打ちハウス。イントロの小さな箱に入ったようなコレオグラフと前後移動多用のフォーメーションも見せ所。(11月からセカイシティと表記を変え、一部メンバーを変更するなどリブランディング)
4位 MICHI / アメフラっシ :2pts.
  3B juniorから選抜されたスタダのグループ。以前は割と普通のポップロックをやっていたが近年はK-POPマターにシフト中。ファレル・ウイリアムス『Happy』を下敷きにしたノーザンソウルで、ティーンが歌って無理がないよう、カラフルでヒップな味付けが施されてある。それにしても、これはかなり勇気のいる挑戦だったのでは......ここに手を出したアイドルグループは現在過去未来ちょっと思いつかない。その上、これが(配信サービスはあるものの)CDは通販か会場でしか買えないとか色々とおかしすぎるのでは...。メジャーでタイアップとれるまで寝かせたい大玉。作詞/作曲/編曲すべてCHI-MEY。
5位 バババ / われらがプワプワプーワプワ :2pts.
  ミステリアスなハロウィンEDM。収録されたAL『ZERO』には他に、和トロピカル『月でダンス』、シンセウェイブ『ANALOGUE LOVE』など名曲目白押しで、われプワに賑やかで素っ頓狂なイメージを持つ人は面食らうナイトクラブな1枚。アルバムまるごとおとぎ話のムードがある。作家陣は磯野涼、ジャス子、TNZJPら。

アルバム部門


1位 『YUP YUP in JP』 / YUP YUP :2pts.
  「レッツポコポコ」に居た琴海りおが立ち上げた「オリガミリオン」が2020.5に解散。メンバーであった夏光まことが烏丸リンと改名して中心に据えられ、作家陣からハシダカズマが抜け、安原兵衛がプロデュースし直したグループ。3名追加して4人グループとして出発したが、3ヶ月後その夏光と1人が抜けて現在2人組。エレクトロ〜ハウス〜R&B〜オルタネイティヴロックを軸に海外のトレンドを取り入れた、安原が一番やりたい音楽が詰まっているプロジェクト。全曲名曲の大名盤。
2位 『6×LOVE』 / コレって恋ですか? :2pts.
  2.0 ライバー主体のグループ。曲は結構出ているが、男性Pも歌唱に混じる事があるので聞く人によっては邪魔。2020年の名曲『show / do!』路線の曲もなかなか出てこず、いまひとつパンチに欠けるところだが、まかり間違って生まれたのがこの傑作まみれのアルバム。欅坂46かモンドグロッソを下敷きにしたような、クールなアコギカッテング曲『プレデタLOVE』」、ディスコリードシンセ『迅速電脳』、多田慎也の童謡調(に行こうとして寸止めの)セツナソング『わすれんぼ』、ハロプロのAKIRAと同一人物と思えぬ(もしや別人?)の幸福曲『シンキロウ』など。全体的には元気ロックやネット世代のピコピコポップが目立つ人たちだが、これらアルバム新規曲だけは別もの。
3位 『ときめきがすべて』 / 超ときめき♡宣伝部 :2pts.
  2020.12リリースにつき昨年エントリから漏れ、今期扱いとなったアルバム。既発シングル+改名前の楽曲リメイクが中心で、幾らか新曲がある。が、この新曲群が侮れない。楽曲公募で採用された専門学生・サクノオクレゲ(上村咲枝)の作曲による『7月のサイダー』、サイダーガールの知による、スイングジャズタッチのピアノがハロプロなラララソング『雨あがり』、それにハロプロ諸作でおなじみ、山崎あおいの『さくら燦々』と枚挙に暇がない。そもそもアルバムは「シングルに至らなかった曲」の構成になりがちなので期待薄なのだが、これだけ新曲に精魂こめられては投票せざるを得ない。毎年、シングル/アルバム通して1グループ1作、に収めて来たが、超とき宣はどうしても絞れなかった。

推し箱部門


せかいシティ
  推しが辞めました。

ノミネート外で投票できなかったメモ。Give&Give「Going Your Way」青山Rabness「リボンを終えた赤い糸」おーるどにゅーすぺーぱー「オトガナリダス」NeneNone「bamboo-2」キミイロプロジェクト「LA LA ピポ」Ulysses「食べかけのアップルパイ」