アルバム部門
1位 『Pink』 / RAY :4pts.
約束された1位。
2位 『deep blue』 / sora tob sakana :1pts.
新曲2曲付きの再録ベストアルバムということで、選考に悩んだ他のアルバムを挙げた方がいいかなとも思ったが、やはり捨てきれず、最後の餞としても。『クラウチングスタート』からこの曲で一番好きな「誰にも~」のところのベースの音がなくなって変わっていたり『夜空を全部』が重くなりすぎているなど聴きなれた原曲の方が良いものもあるが、大好きな『まぶしい』がより良くなって完全体になったことやオサカナにはめずらしくアレンジ(とくにイントロ)がダサすぎて不満だった『Brand New Blue』が今回再録されて断然良くなったというプラスの部分の方が大きい。再録が気に入らなければ原曲聴けばいいんだし。そして、なんといっても新曲『信号』『untie』がとてもすばらしく、その価値の高さから。
3位 『Φ』 / 代代代 :1pts.
代代代に関しては、ノイジーな音は大好きだけどノイズミュージックには興味がない俺の好みにバッチリ合う感じではなく、おもしろい音楽をやっているけれど、いまいちノリきれないという印象だった。今回のアルバムも完全にハマったわけではないので選出を悩んだが、お気に入りの2曲『棺桶だらけかと思った』『愛ね暗いね』が抜きん出ていたし、そもそも今年は耳にしたアルバム自体が少なかったこともあり、生き残って浮上した。『棺桶だらけかと思った』は照れ隠しなのか皮肉なのかわからない、自分が思っている世界観とは違うのかもしれないなと感じさせられて評価を上げきれなかった要因の歌詞「ていうか、これなんだ?」がなければ楽曲部門に投票していただろうもどかしさが残る。なんだかネガティブな言葉ばかり並んでいる気がしないでもないが、3枚のうちの1枚に選んだということは、好きなのかもしれない。
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