メジャーアイドル楽曲部門
1位 Ray / PassCode :3pts.
ラウド系アイドルとして確固たる地位を築き、自らリリースイヤーとなると宣言した2018年の最初のシングル曲。PassCodeの代名詞とも言うべきくり返される転調や激しい構成は控えめながらも、最後まで突き抜ける疾走感と爽快感で、グループの新しい可能性を示唆している。新しい事を行いながら、従来のスタンスを崩す事なく発展を続けられるのは、このグループの持つポテンシャルを示す何よりの証拠だろう。
2位 WHOLE LOTTA LOVE / BiS :2.5pts.
初期メンバー、プー・ルイの卒業のタイミングでリリースされた、新生BiSのメジャー1発目のシングル曲。オルタナティブで重苦しいサウンドという基本スタイルを踏襲、確立させながら、メロディにフィットし気持ちよく流れていく歌詞が心地よい。新しいBiSの夜明けを感じさせる曲だったが、数日後にBiSは、2チーム制に分かれる新体制への移行を発表した。
3位 自律神経出張中 / PEDRO :2.5pts.
BiSHのアユニ・Dによるソロプロジェクト、PEDROファーストアルバムのリード曲。加入から最も短いながらも、グループにとって欠かせない存在となったアユニの才能が爆発している1曲。youtubeに上がったMVを見て、「教室にワンちゃんは飛び込んでこなかったんだ」の時点ですげえとしかならなかった。
4位 Don't miss it!! / BiS1st :1.5pts.
2つに分かれたBiSは、同じ曲を歌いながらも、全く違う可能性を提示してきた。従来のメンバーを全面に押し出し、従来のBiSの延長戦上を表現した2ndに対し、1stが表現したのは全く新しいBiSだった。王道を行くパン・ルナリーフィとパワフルさを増したゴ・ジーラのボーカルに、新世代の実力派であるトリアエズ・ハナが加わる事でクオリティは増し、ネル・ネールが絶妙なアクセントを加える。紙一重のバランスで成り立ったまさに史上最強の編成であったが、BiSリーグの結果発表と共に、この体制は予定通り８月末で活動を終えた。
5位 君色々移り / 風男塾 :0.5pts.
オタクアイドルユニットを標榜していたアイドルグループ、風男塾が風男塾に改名したのは、今から7年前、2011年7月16日の話だ。もしあの時、明確なコンセプトと共にこのくらいのクオリティの曲を用意できていれば、ここまで事が長引く事は無かったのだろうと思う。2018年になって、当時のいざこざはほぼ完全に清算できたと言っていいだろう。だがそれまでにかかった時間は7年、あまりに長すぎる時間だった。
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