アルバム部門
1位 『青春の音符たち ~Respect for 80's & 90's』 / ハコイリ♡ムスメ :2pts.
80~90年代に活躍したおニャン子クラブ、斉藤由貴、CoCo、ribbon、Qlair、チェキッ娘の楽曲をカバーし、ジャケットやブックレットはおニャン子クラブのアルバム「夢カタログ」のオマージュ。当時の機材やレコーディング、ミックスを再現した「本気」のカバーアルバムであり、ハコムスの集大成でもある。特に「はんぶん不思議」のイントロのシンセベルと「約束のポニーテール」での塩野虹さんによる三浦理恵子さんの歌い方の完コピぶりには感動を覚えました。
私はこれらのアイドルのリアルタイムのファンではないですが、その徹底した姿勢と完成した音源を称賛するのと同時に「もうこれ以上は近づけないのか」という、あの頃の音を追い求めることの「限界」を示されたようで当時と今の距離の遠さを改めて自覚させられました。それほど罪深いアルバムだと思います。個人的にはぜひインストアルバムもリリースしてほしいです。
2位 『午後の時間割り』 / 広瀬愛菜 :2pts.
腕利きのプレイヤーによる演奏と広瀬愛菜さんのボーカリストとしての魅力が堪能できる1枚。現時点でも今年を代表する名盤だと思いますが、もっと時が経っても長く評価され続けるアルバムになるのではないでしょうか。とにかく広瀬愛菜さんのこれからが楽しみです。
3位 『サービス・エース』 / 彼女のサーブ & レシーブ :2pts.
丁寧に作られた良質なポップスを2組の女の子が歌っていたら良くないはずがありません。アルバムの流れも良いし、Remixに長谷川白紙さんを起用するあたりも好感を持てます。あと全体的にリバーブが良いです。
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