アルバム部門
1位 『VaniBestⅡ』 / バニラビーンズ :2pts.
こうしてズラッと並べてみると、方向性に若干のブレはあったものの、常に良質な楽曲を出していたことが良くわかるし、それらが解散によってもう歌われなくなってしまったことへの強烈な喪失感に打ちのめされてしまう。
バニビはアイドル界の永久欠番。
2位 『mirai circus』 / nuance :2pts.
「地元横浜のご当地アイドル/歌良し/楽曲良し/振り付け良し/愛すべきメンバー達/信頼できる運営/精力的な活動」と、これで応援しない理由など考えつかない。全曲がライヴの定番曲でもあり甲乙付け難い内容だが、中でも「青春の疑問符」の絶対的なクオリティの高さには脱帽。10年後も20年後も変わらず愛せるエヴァーグリーンで切ないド名曲であり、この1曲を世に出したことだけでもnuanceがこの世に存在する意味が有る。
3位 『ongen』 / nuance :2pts.
前作『mirai circus』からライヴを重ねることで短期間にさらなる急成長を遂げ、期待の中でリリースされた最新作。特筆すべきはライヴでも人気の高い「sanzan」とドラマティックな決め曲「wish」の2曲。MiyuMiyuというバンドのカバー曲でありながら、オリジナルの良さを壊さずnuanceならではのアレンジに見事に昇華されていること。4人の声質を最大限に活かした歌割りも見事。お洒落な「ルカルカ」や新基軸の「ゆれてみて 」あたりは今後ライブに於ける表現力を増していくことでより輝いていくと思われ。制作の都合上、本作に先駆けてリリースされた『ongen e.p.』では実質ラストに配されていた「ナナイロナミダ」は、どこか大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」あたりを想起させる物悲しい哀メロに心打たれる。但し個人的には本作でもラストにしたほうが座りが良かった気がする(完全に好みの問題)。
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推し箱部門
nuance
本人達がやりきったと言えるところまでとことんいっちゃって欲しい。nuanceは希望の星。
ちなみに誰もが無謀だと心配していた中でまさかの奇跡を起こした伝説のO-WESTワンマンのライブDVDもあり。こちらは初期ロット生産分のみとのことなので早々の入手をお薦め。
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