アルバム部門
1位 『真っ白なものは汚したくなる』 / 欅坂46 :3pts.
乃木坂と欅坂は同じく10代をメインテーマにしているけれど
その「10代」を見る角度がそれぞれ違っているように思います。
乃木坂は大人が振り返る10代で
回想であったり無垢なものへの憧れを主題にしていて、
欅坂は10代の胸の内がテーマになっているように思います。
何者にもなれない自分に対する焦りであったり
大人・政治・警察などの権威・権力への反抗であったり。
そういう意味では欅坂はパンクだと僕は思ってます。
2位 『サクラノート』 / さくらかおり :2pts.
さくらかおりさんの活動の一つに
「シネマティックライブ」といって
お芝居とライブを融合したステージがあるのですが、
このアルバムはそれを思わせる
歌の内容とリンクしたサウンドドラマが
曲の間に挿入されていて
アルバムを通して聴くとひとつの物語になっています。
総合的な表現・構成としての完成度が物凄く高いアルバムです。
3位 『柳都芸妓』 / RYUTist :1pts.
和音階ありいつものRYUTist節ありで
表情豊かな楽曲で構成されているのですが
どの曲を聴いても、いや何枚目のアルバムを聴いても
「私達がRYUTistだ」という矜持というか
姿勢を崩さず真っ直ぐに聴き手を見つめて作られてるなぁと感じます。
どうかこのまま気高く清廉であってほしいなぁ。
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