メジャーアイドル楽曲部門
1位 なないろ / 私立恵比寿中学 :3pts.
2017年この曲以外に1位は有り得ない。2017年4月22日にそう思った。
私情が入ってると言われればそれは否定しない。それでも今年はこの曲が私の中で1位なのだ。
勿論レキシ池田貴史の詩・曲共に抜群の仕上がりだし、温かみを感じる7人の歌声も心地よい。
MVも勿論素晴らしい出来栄え。多くを語る必要がない位に全てが良い。これに尽きる。
2位 春の嵐 / 私立恵比寿中学 :2.5pts.
「エビクラシー」を初聴一周して、まだこんなに物凄い大名曲を隠し持っていたのか...と。発売までになないろ・感情電車のMVが公開されていて、既に2曲とも素晴らしい曲だったのにアルバムにとんでもない隠し玉が存在した。
sora tob sakanaを手掛ける照井順政サウンドの絶妙な音色具合に、特に真山・廣田・柏木のヴォーカリスト勢の歌声がドンピシャ。
真山りかフィーチャー曲という事もあり、真山の元々持つカッコよさと何処か儚さを感じる歌声が絶妙に合う。
しかしこの曲の一番のピークポイントは2番での全員ユニゾンパート。それまでソロでも十分に良かったのに、7人の歌声が揃った時のあの心が震える感じ。良さしかない。
ライブでの印象的な振り付けもこの曲の独特な世界観を表現する意味でとても重要だと思う。
3位 シンガロン・シンガソン / 私立恵比寿中学 :2pts.
7人体制でのラストシングル、精力的に活動してきた2017年のエビ中のポテンシャルアップっぷりを確認出来る。
畳みかけるような歌詞の詰め込み具合とアップテンポな曲の組み合わせはかなりレベルが高いが、それを見事に歌い上げてきている。
それはまさに春・秋ツアー・ファミえん・ちゅうおん等とかつてない程のライブをしてきたからこその全員のレベルアップによるもの。
特に柏木ひなたの完全にヴォーカリストとしてのポジションへの昇華と小林歌穂・中山莉子の歌声の安定感が増したのはほんと素晴らしいの一言。
ついでに言うと、ここまでジャケ写と曲とMVが見事にバラバラなのも珍しい(笑)
4位 BLAST! / ももいろクローバーZ :1.5pts.
イントロから明快なスポーツ感、徹底的に戦うアスリートへの応援歌としての世界観、これこそまさにももクロだからこそ出来る事。
まるでラップの様に歌詞を畳みかけていきながらもしっかりと歌詞が入ってくる心地よさもお見事。
MVも2020東京五輪を狙いに行き過ぎている位だが、曲のコンセプトを上手く映像にしてきていた。
個人的には、佐々木彩夏の「既に覚悟は万全態勢 Over Drive」の軽くこぶしを効かせてくる所にグッときた。
5位 風に吹かれても / 欅坂46 :1pts.
今年のワーストソング「不協和音」から1stAL・夏ツアーまでの欅坂46史上最低最悪の反骨精神・ダークネス路線(どうせトップ3には入っているのだろうから敢えて書かせていただく)からガラッと変わり、
軽快な心地よいサウンドに前向きかつ適度に力の抜けた歌詞と相まって、これがアイドルソング・Jポップに求められる本当の良さなんだなと。
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