メジャーアイドル楽曲部門
1位 サイレントマジョリティー / 欅坂46 :3pts.
文句なしに2016を代表する楽曲。学生運動があったころのフォークソングをどうしても想起してしまうが、その進化した現代版、それもアイドルによって世に問われた、という印象を受けました。曲もそうですが、歌詞に対しても、かなり多くの共感があったように感じます。速い展開を見せるPV、衝撃的で風変わりな振り付け。どれをとってもピカイチだと思いました。
2位 アイスクリームになりたいの♡ / バンドじゃないもん! :2pts.
川崎のライヴハウスで観ました。コミカルで、でんぱ以降の似たようなグループから頭ひとつ抜けているな、と感じました。バンドの使い方もユニーク。
3位 武陵桃源なかよし物語 / ももいろクローバーZ :2pts.
ももいろクローバーZというグループが、楽曲の方向性を何年も決めかねているなかで、ひとつの決定打となりうる曲。五人のメンバーが生来持ちあわせている青臭く古臭いほどの真心とでもいうか、そういったサザエさん的な古き良き日本の良心のようなものが、楽曲に乗り移って音符をドライヴさせているというような、稀有な曲。
4位 A-G-A-I-N (Album Edit) / 篠崎愛 :1.5pts.
篠崎愛さんのヴォーカルのパンチの強さ、それが楽曲とマッチングして最良の結果として結実してる曲。なによりもそれが結果として、聴いてるこちら側の想像力を強く刺激することに成功しているという点で、ドライでありながらも類をみない効果を生んでいると思います。
5位 イマジネーション / ももいろクローバーZ :1.5pts.
個性を強要されずに育った野生児達が、優れた作曲家の曲によって、タイトル通りのイマジネーションを爆発させるさまを垣間見ることができる素晴らしい楽曲。何もかもわすれて、ただひたすらに、五人が歌い踊り掛けていくのを眺めているような、受け取る側の範囲をまったく必要としないミラクルソング。
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