インディーズ_地方アイドル楽曲部門
1位 恋のエントランス / Whoop!e whoop!e :3.0pts.
約1年前に出たので、昨年のこういった催しで評価の俎上に載っていればなあ、とも思う。鈴木慎一郎氏のロックな楽曲群の中でも、少しアーバンなテイスト。どこか達観したようなハイティーン少女の恋愛感情を、サウンドでも見事に表現している。守永七彩のツンデレ技巧、堀尾歩未の強気な苛立ち表現、葛山優奈の心身アンビバレントな背伸び感、と3人のボーカル個性もしっかり発揮された。
2位 キスだけでサヨナラしてあげる / AsoBit☆Girls :2.5pts.
ABGは店舗タイアップの出自やスパイラルへの食わず嫌いから、楽曲面で語られにくい組ではある。しかしDaisukIともども、ながい氏の作品は前衛の域に達してる。この曲もトボケたパーカスとレトロなファンクギターで実に不思議な味わい。
3位 Moon Swimming Weekender / sora tob sakana :2.0pts.
東京地下・低年齢組の尖鋭サウンド志向で今年、amiinaと並び立った。美少女組として仮想目標の(?)プリグが再編に入った今、まさに伸び盛り。ドラムンベース入った変則ビートで楽曲派エントリの端緒を開いた。
4位 LOVE GENOME / hy4_4yh :1.5pts.
もはや東京インディアイドルのベテラン組。音楽的にはローリングし続けるも、一種鋼鉄の処女的な初々しさは変わらない。この曲は勝負曲で初めてのラブソングと称すが、90年代クラブシーンの愁いを思い起こさせるようなロマンが含まれていて、泣かせる。
5位 愛犬契約 (ねねソロ) / センチメンタルウインク :1.0pts.
ここも稼動1年余りで変転を重ねたが、オリジナル曲のガレージロック的なソリッド感が心地いい。歌詞とグループコンセプト合わせ、倒錯した美意識に魅了される。結局、合法ロリ的な彼女一人になったが、危ういインパクトは増した。
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