スマイレージ/アンジュルム楽曲大賞2009-2019 >> 個人ページ ひとことぬし

投票者情報


ニックネーム:ひとことぬし


サイト:とはずがたり。


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楽曲部門


1位 乙女の逆襲 / アンジュルム :3pts.
  荘厳なストリングスにゴシックホラーの趣あるコーラス、焦燥感溢れるビートにしっかりと打ち付けてくるバスドラム。反骨精神と現状への焦り、不安な乙女心などが綯い交ぜになった児玉雨子節がハローに持ち込まれた初めての楽曲でもある。作品としての完成度もさることながら、3期初参加シングル、中西さんの低音歌唱の確立など、アンジュルムとしての重要な通過点でもあった。
2位 ONE DAY / スマイレージ :3pts.
  末満健一作詞、和田俊輔作曲、舞台「SMILE FANTASY!」の楽曲。現在もアンジュルムが体現し続けている「この一日が宝物」を刻む構成。「人生は一筋縄ではいかない」の中西さんのうねるような歌唱、「そうして過ごす一日一日の積み重なりがいつの日か旅立つときの大切な心一個分のお土産」というフレーズが秀逸。旅立つときっていつ。
3位 交差点 / アンジュルム :2.5pts.
  アンジュルムとしては珍しい曲調の楽曲。素直で爽やかなメロディーに「ハスキーな声」「素朴な声」「伸びやかな声」など各メンバーの声質が適材適所に組み合わさって構成されている。コーラスもエモい。「人生の大きな交差点は時々ね訪れるものでしょう」の「ね」と「でしょう」が素晴らしい。
4位 私の心 / スマイレージ :2.5pts.
  女の子が大人になりそうでならない甘酸っぱい瞬間をつんくおじさんと大久保おじさんが描いた楽曲。音も歌い方もシンプルながらドラマチックな構成。これまたコーラスが巧みに使われていて綺麗。舞台「SMILE FANTASY!」での福田花音さんのソロ歌唱(と勝田くん)も素晴らしい。
5位 ぁまのじゃく / S/mileage :2pts.
  「ぁまのじゃく」を味わい尽くすには無邪気なオリジナル版から憂いの「SMILE FANTASY!」あやちょソロ版を通って「わたしの夢見た15年」に辿りつく必要がある。楽曲は同じであるもののオリジナル版はこれからインディーズデビューという前途洋々の歌唱であるのに対し、仔犬が鳴いているようなあやちょソロ版は田村くんへの想いを抱えて歌詞通りの切なさで溢れている。特に「ウソ泣きしてあげるから」に込められた想いの違いは顕著である。そして見送る側から見送られる側になった「わたしの夢見た15年」ではあっけらかんと「ウソ泣きで見送ってよ」と言い放つのである。
6位 プリーズ ミニスカ ポストウーマン! / スマイレージ :2pts.
  昨今のアンジュルムではめっきり作られることのなくなった上から下までかわいい楽曲。衣装も振付も凝っていて全力でかわいい。冒頭「恋をしてる自覚症状」からのリズムと音韻の構成が結構技巧的で最高。東日本大震災後でまだ先行きに不安のあった年末年始によく聴いていたためか、MVをみると今でも名状しがたい独特な心持ちになる。
7位 マリオネット37℃ / アンジュルム :1.5pts.
  イヤホンで聴くと右に左に移動する音から始まる楽曲。鼓動のような速いリズムに乗せて踊る37℃のマリオネット。人外の無機物感を前面に出した歌唱と少々形式ばって滑稽な言い回しの下からチラリと覘く熱くしたたかな想い。やはりどうしてもこの楽曲は相川さんの印象が強い。
8位 地球は今日も愛を育む / スマイレージ :1.5pts.
  「フー↑たりは引力よりも強く引き寄せられた」うた。すごく目立つ楽曲ではないのだけれど曲も衣装も振付も大好き。電子ブラスでお洒落に始まって裏拍強めで展開、ドラマチックなブリッジで次第に盛り上がってからの「フー↑」。構成的によく出来てる。あと、MVでみなさんお綺麗。
9位 ミステリーナイト! / スマイレージ :1pts.
  MV初出の際はそれまでの路線との違いに「おうふ」となったものの楽曲自体はよく出来ており実際にコンサートでも頻出する楽曲。挑戦的な歌詞でコンセプトがはっきりしているためかメンバーも雰囲気作りしやすそうだし、振付も個と群を巧みに使い分けていて、パッケージとして完成している。バックトラックは電子音の部分はイケイケなのにストリングスの部分はゲーム「イース」シリーズのBGMのように広がりがあって思いのほか壮大なニュアンスある。わっかるかなあ、わかんねぇだろうなぁ。千手観音から個々でクルクル、集団で足跳ね上げてクルクルのくだりいいよね。
10位 赤いイヤホン / アンジュルム :1pts.
  メッセージ性がありそうでなさそうな楽曲。方向性としては「マナーモード」に近いものを感じるけど、歌唱や構成の細かいギミックで面白みを感じるフックが多い印象。勝田さんの「彼の愛に押し切られ」の粘度の高い歌い方と船木さんの「別れの言葉」のメロディアスな歌い方すき。

MV部門


1位 乙女の逆襲 / アンジュルム :4pts.
  白い衣装に豪奢な建物、物語をまったく作り込んでいないのに物語性が感じられるギミック。映像の美しさと楽曲の良さでクセになる逸品。爪のようにワシワシしてる手や円陣のダンスが好き。
2位 次々続々 / アンジュルム :3pts.
  技巧と衝動がほどよく混ざり合った楽曲。韻を踏みまくった歌詞の中で「足音コツコツ夜明けと夕暮れやってきます」のフレーズがお洒落だし何故だか女性らしさが感じられて冴えている。衣装もかっこいいし、ラップパートのアングルも最高。「ほんとは誰だっていつだって不安だよ」のあとの上國料さんの口のムッとしたふくらみいいよね。「ウォッオッオオー」のリズム感とそこで手を上に下にチョイチョイして足をクイクイする振付大好き。
3位 泣けないぜ…共感詐欺 / アンジュルム :2pts.
  全米、感動、号泣のうた。飛び出す眼鏡。ダンスが存外格好いい。そして中西さんの「デリカシーなさすぎる平均律」と勝田さんの「脅された気にさえなってはみ出してしまった」のところね。
4位 46億年LOVE / アンジュルム :1pts.
  冒頭でクルクルクルする笠原さんと「早く寝るのも怖いわ」の上國料さんの声が大好き。地球が回ってたりスフィンクスとか宇宙飛行士とか激しいけど、ダンスが結構お洒落。そして勝田さんと船木さんの声がちょいちょいエモいアクセントになる。あと、間奏の2:55で勝田さんと川村さんがお洒落に腰クイクイするところにアンジュルムの奥の深さを感じる。
5位 糸島Distance / アンジュルム :1pts.
  ゴモラ相川。ハロプロには「何だコレ」というMVがそこそこあるけどこれは「マジでイカレてる」系のMV。無駄に色が鮮やか。楽曲ヨシ、歌詞ヨシ、メンバーヨシ、歌唱ヨシ、振付ヨシ、画質ヨシ、悪いのは組合せだけである。王冠上國料さんをもっと何かに有効活用したいけど如何ともしがたい。
6位 忘れてあげる / アンジュルム :1pts.
  全面的に秋色のMV。そして何故かエスニックな振付。勝田さん「木漏れ日のその行方を…」相川さん「さくら舞う空の色を…」とがエモすぎて。間奏3:11あたりの中西さんの横向きフォルム綺麗だよね。

推しメン部門


相川茉穂 / 3期 (卒業)
  文化的で聡明でハイセンスな御仁。
室田瑞希と佐々木莉佳子というタレント性とスキルの非常に高い同期のいるスマーレージ3期のなかで、一番の精神的支柱であったのではないかと思われる存在。
長いハロプロの歴史の中でも希有な人材であったし、いろいろな能力も魅力もあるので、それらを活用できる機会に恵まれて欲しい。
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