℃-ute楽曲大賞2006-2017 >> 個人ページ kacra

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ニックネーム:kacra


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サイト:RE;PORT


楽曲部門


1位 Love take it all :3.5pts.
  ビジュアルとダンスだけ見れば、賛否両論が必ずと言っていいほど生まれてしまう「セクシー路線」。それでもこの曲だけは私はそこに違和感を感じなかった。少しばかり懐かしめのファンク調のサウンド、なかなか露骨な歌謡曲的メロディ、そして当時の℃-uteの「立ち位置」と重なる歌詞。歌も全体的に「ひとつ壁を壊した」ような吹っ切れたカッコよさで、それらすべての要素がしっかり組み合わさっている曲だと思う。「℃-uteとはどんなグループなのか?」と質問されたら、私はまずこの曲を紹介する。それくらい好きな曲に…いつの間にかなっていた。楽曲とはそういうものなのかもしれない。
2位 晴れのプラチナ通り / 中島早貴、萩原舞 :2pts.
  幼さの残る2人の歌声を、遊びに走らせるのではなく真っ当なポップスで勝負させた、つんく♂の「ハロプロキッズに賭ける期待の強さ」を改めて伺える曲。恋に揺れる女の子の心情を描いた歌詞とファンタジーな世界観さえも伺うサウンドに、歌声が彩りを添えてくれる。
3位 羨んじゃう :2pts.
  ℃-uteの中での鈴木愛理フィーチャー曲というのはこれまでにも多くあったのだが、この曲の場合は「鈴木愛理の歌を主張しすぎず、尚且つ鈴木愛理を中心とした歌構成、という意味でとても興味深い。さらにこの曲に至っては歌い方も新鮮なので、曲の「じれったい、でもなんか楽しい」をも的確に表現している。
4位 夢があるから :2pts.
  オールユニゾン、シンプルなバンド編成のバラード。全力で駆け抜けても、なかなか報われない現状、それでも「夢があるから大丈夫」。そんな歌詞が、当時の℃-uteの状況と相まって泣けてくる…そんな曲。そして2016年秋、解散を発表したうえでのコンサートツアーのオーラス曲としてこの曲を披露。また一際強い輝きをもって蘇った。
5位 あったかい腕で包んで :0.5pts.
  ボサノヴァ歌謡をそのまま持ってきた感じの曲。サウンドも大人な雰囲気たっぷりながら、歌との相性も抜群。狂おしい愛を表現するかのような岡井千聖の歌い方に惚れた一曲。カップリング曲としての立ち位置が絶妙で、できればこのくらいの「思い切った」曲をもっと聞きたかった。

アルバム部門


1位 キューティークイーン VOL.1 :3pts.
  1stアルバムにして傑作、とはハロプロではよくある話ではあるが、℃-uteでも例に漏れず。インディーズのシングル曲4曲に、書き下ろしの3曲とカバー曲2曲がいずれも負けていないというのが凄いなと当時感嘆したものである。逆に言えば、この1stアルバムでかなりの程度で「曲が作り上げる℃-ute魅力」を吐き出してしまった感じも否めないのがもどかしいところ。
2位 ⑧ Queen of J-POP :2pts.
  3~7枚目までどうにも「アルバム作品としての消化不良感」を感じていただけに、この8枚目のアルバムは「ひとつ殻をやぶった℃-ute」が垣間見れたのがうれしかった。大きな特徴として、メンバーのソロや2~3人のユニットを組ませるのではなく、メンバー1人をフィーチャーするという発想にしたのが大きかった。そのおかげでまだまだ隠されていた℃-uteの魅力を知ることが出来た。
3位 ②mini ~生きるという力~ :1pts.
  現時点でハロプロ史上最強のミニアルバム。メンバーそれぞれのキャラクターを曲によってしっかり植え付けていく、つんく♂お得意の手法が炸裂した感じ。なぜこれがメジャーデビューシングルの約2か月後という短いスパンで発売されたのかだけが未だに謎ではあるが…。