楽曲部門
1位 すっごいFEVER! / モーニング娘。'23 :2pts.
ハロプロの創造神、つんく♂が送るここ数年で最強なディスコチューンが誕生した。Aメロコーラスの「すごぉ〜い」が印象的だがそれだけで終わらないのがつんく♂節たる所以。大定番である赤羽橋ファンクにアイドル讃歌とも思える歌詞は卒業する譜久村聖へのメッセージだろう。ハロプロ愛を語る彼女につんく♂からの最高のプレゼントな一曲となった。サビの「今夜君は天使さ きっとみんな幸せにする」はすべてのアイドルへの金言だ。
2位 プラスティック・ジェネレーション / 佐藤優樹 :2pts.
シティポップ調のメロディとバックサウンド+故三浦徳子先生の作詞+佐藤優樹のリズム感でおしゃれでハイレベルな楽曲に。Bメロ→サビは泡がはじけるような爽やかさを感じ、まるで炭酸飲料を飲んでるような気持ちよさを味わえる。歌詞はこのシングル通して共通項である「恋愛に対して億劫で興味ないふりしてる女の子」を三浦徳子先生独特の表現を展開している。サビの歌詞「1000%できそうもないことがしたい」は恋愛に対する複雑な気持ちを大胆かつオブラートに包んで歌詞に託すのが三浦流だろう。2023年に三浦先生が亡くなりこれが遺作になるとのこと。過去に松原みき、八神純子、松田聖子、工藤静香、吉川晃司など錚々たる歌手に歌詞提供。ハロプロにも初期の真野恵里菜などに歌詞を提供し続けた。最後になってしまったのはまったく残念で仕方ないが、その最後に佐藤優樹へ歌詞提供をしていただいたのは本当に感謝でしかない。
3位 ソリスト・ダンス / 宮本佳林 :2pts.
自分の楽曲大賞の評価基準は曲が好みかどうかかなりの割合を占めている。そしてライブの盛り上がりの評価はまた別と考えてる。コールの入りやすい曲が必然的に評価が高くなる傾向があるからだ。ただこのソリスト・ダンスは別だ。宮本佳林のライブを未経験でハロのライブに1回でも参加したことあるならコールに乗っかれるであろう、なかなか稀有な曲である。初披露は宮本佳林のツアー9月30日の名古屋公演。初めて聴いたが古のハロヲタだけでなく会場全体で盛り上がることができた事にある意味驚いた。宮本佳林のパフォーマンスがまた1ランクアップしこの楽曲の力を感じた瞬間であった。今後、宮本佳林のコンサートでは定番曲のようなポジションを与えられるだろう。
4位 FUNKY FLUSHIN' / Juice=Juice :2pts.
山下達郎先生カバーの第三弾。元ジャニーズの少年隊の御三方が1990年にカバーしているがアレンジをガラッと一新。夏にピッタリの爽やかソングに仕上がっている。プール際や夏夜の涼風にあたってるときにまったりと聴きたい。井上玲音や段原瑠々の歌い方は山下御大の世界観にどっぷり使ってるのが印象的。ここ最近のカバー曲としては最高な形で仕上がった。
5位 バンビーナ・バンビーノ / 宮本佳林 :2pts.
宮本佳林の切ない楽曲たちの中にひときわ輝くパワーソングが誕生した。頑張っているのを褒めてほしいというみんなの「ラブパワー」全開のぶち上げ曲となっている。テイストはサンバ+和。どこか懐かしく新しい、そして元気がもらえる一曲である。新たな宮本佳林の一面が見られること請け合いだ。
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