楽曲部門
1位 だからなんなんだ! / つばきファクトリー :3pts.
小野田さんの「だからなんなんだ!」としか言いようがないYouTube映像のおかげで謎が謎を呼ぶ曲みたいに思いがちですが、実際にはなんなんだの何が何なのかは最初から一貫してはっきりしてるもどかしい恋愛の曲。流行語大賞にもノミネートされた「ジェンダー平等」という言葉の台頭した世の中ではこれを断罪するには言葉を選びますが、俺がこの当事者だったらここまで受け身な男性ではいられない、全く共感できないゼとほとほと呆れてしまう名作。恋愛はそれぞれなのだと改めて気づかせてくれます。大好きです。
2位 足りないもの埋めてゆく旅 / つばきファクトリー :2.5pts.
つばきのメンバーのキラキラした歌の魔法で気が付かなかったりしますけど、実はこの歌詞、だいぶ酸いも甘いも嚙み分けた大人の人生観ですよね。そもそも若い世代にとって足りてるもの自体が少ないんですもの。漫然と過ぎゆく人生の、見方をほんの少し変えるだけでこんなにカラフルな未来が待ってるんだとつばきのメンバーに言われたおかげで、斜に構えずに受け入れることができました。実はハロプロにあまりなかったテイストかも。大好きです。
3位 トワイライト・ブルー / ハロプロ研修生 :2pts.
「君や私の寄る辺なさを「青春」とまとめられたくない」というサビの歌詞が、しみじみと胸にしみわたる1曲。青春という言葉を本当に青春真っ只中の子たちに歌わせてしまうと途端に白けてしまったりするものですが、この曲はまったくそんなことなかったなぁ。バス通学の帰宅時の、止まりますボタンを押すまでのドラマなんて、かつて自分が体験したことがあったかどうかすら定かじゃないほど遠いところにある記憶で、だからこそこの曲が愛おしい。大好きです。
4位 こんなハズジャナカッター! / BEYOOOOONDS :1.5pts.
衝撃の2019年の3作品に勝るとも劣らない3作品を届けてくれる製作陣に本当に心から感謝してます。中でもこの曲は現在のビヨのいいところが全部詰め込まれてるなと感じました。緻密に作り込まれていてかつわちゃわちゃ感があふれてる。歌詞でアイドルグループの名前を引用するいわゆる微笑み返し的なネタも、そもそもがメタ的視点でアイドルを踏まえた上で全部入りの最新型を作ろうという高い志の現れなんだと思います。大好きです。
5位 愛してナンが悪い!? / モーニング娘。'21 :1pts.
曲名が発表された時に「ナンが悪い」という言い回しが博多弁なのでは? と思って生田さんメインを期待してしまったのですが、実際にはその部分ではありませんでした! ベースの強さがイントロ0.1秒から好みで、やっぱりハロプロのアルバムの1曲目はこうでなくっちゃと小躍りして喜んでしまいました。「さあ目指せ」の部分を除いてずっとはじけ過ぎない抑えめな歌声がグループの円熟を感じさせます。ヘッドフォンで聴くとたまらんわ。大好きです。
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