楽曲部門
1位 愛されルート A or B? / アンジュルム :3pts.
今年の1番はこの曲しかないでしょう。ずば抜けてカッコいい。ホーンアレンジのカッコよいジャズワルツに天才山崎あおいさんの歌詞が乗って最高の楽曲になりました。面白いのはこんな壮大な楽曲なのに、歌詞は1人の女性の心の中に閉じてるってところ。この曲の主人公の女性はなんだか真面目なんですよ。職場に生意気な同僚か後輩がいるのでしょう。自分は普通に愛想良くしているのに、生意気な奴の方が上司に可愛がられてる状況に不満を溜め込みまくり。ヤケになって夜更かししそうになりつつも、明日は早いから明後日にしようってどこまで真面目やねん!どっちそっちこっちとさんざん悩んで、悩んでることにめんどくさがって、結局変わりたくないという本心が出てきて。全く何も解決してへんがな!でも仕事するってそんなものですよね、しがないサラリーマンのおじさんもなんだか共感してしまうよ。山崎あおいさん、あんた天才やわ!
2位 涙のヒロイン降板劇 / つばきファクトリー :3pts.
新メンバーを加えた新生つばきファクトリーのトリプルA面の新曲のうち最初にMVが公開されたのがこの曲。新メンバーが入ってキャピキャピした曲が来るのかと思っていたら、めっちゃスタイリッシュな曲で攻めてきたので驚きました。なんと言っても山崎あおいさんの詞がよい。大人の女性が主人公なんでしょうね。曲全体を通じて失恋を前向きに乗り越えていく姿が洗練された表現で描かれてます。前向きな気持ちになったところで「つかもうぜ」と男前な感じになるところがいいですね。あと「プライド」と「つらいの」で韻を踏む言語感覚にはシビれました。山崎あおいさん、あんた天才やわ!
3位 がんばれないよ / Juice=Juice :2.5pts.
初披露が佳林ちゃん卒コンの少し前の武道館ハロコンだと思いますが、宮本佳林卒業という現実を突き付けられて、なかなか冷静に聞けなかった思い出のある曲。シングルになってじっくり聴いて、いい曲だなぁと。
主人公は夢を見て田舎から出てきて都会で一人暮らししてるんでしょうね。これまで頑張ってきたけど、なんだか気持ちが落ちていてがんばれない。いつものアイスを買う日常を過ごしながらもなんだか泣けてきちゃう。でも曲の終盤に向けて頑張る気持ちを取り戻していく主人公。落ちサビ女王段原瑠々の切ない歌声に涙した先には曲中の転調で最大の盛り上がりへ。段原井上が高らかにフェイクを歌い上げ、主人公は一歩前に進んでいく。繊細な表現で心の動きをこんな鮮やかに描くなんて、やっぱり山崎あおいさん、あんた天才やわ!
4位 エキストラ / 譜久村聖 (モーニング娘。'21) :1pts.
その昔、つんくさんは譜久村聖さんを評して「なんかわからん悲しさを持ってる」と言ってましたよね。たしかにふくちゃんの歌声はウェットな印象がありますが、「悲しさ」ってなんなんだろうと長らく思っていました。そしてこの曲。なんかわからんけど悲しさが溢れている!
叶わぬ恋をエキストラに例えた切なく美しい曲。KANさんスゲーよ。ふくちゃんが美しすぎるMVも素晴らしい。
5位 足りないもの埋めてゆく旅 / つばきファクトリー :0.5pts.
つばきファクトリーのアルバム曲はノーマークだったのですが、つばき初の武道館公演で本編の最後に披露されたのを聴いて急浮上した曲。めっちゃいい曲やん(泣)。
武道館での秋山真緒ちゃんの涙が印象的。今後つばきファクトリーにとって大事なシーンで歌われる曲に育っていくような気がします。
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