推しメン部門
佐藤優樹 / モーニング娘。'20
彼女の母親はこの一年間で「ようやく普通の人間になった」と言っていたが、この苦難の一年間で本当に足元をじっくり見つめることができたのだと思う。歌うこと、ステージに立つこと、メンバーやファンの存在。そのすべてに意義をようやく見出せたのかもしれない。モーニング娘。の飛車角として表現力、音楽性のある程度のところまで身につけられたとき、そこに立ちはだかったのは紛れもなく自我であったと思う。そのシンプルかつとんでもない難題に、今も彼女蓮挑んでいるのだと感じる。それはたぶん、来年も続く。「22歳」になる来年に、彼女がどういう答えを出すのか、楽しみでならない。
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