楽曲部門
1位 恋のUFOキャッチャー / つばきファクトリー :2.5pts.
今年のハロプロはつばきファクトリーの年であったと言えよう。その中でもこの曲である。ハロープロジェクトのカップリング、Cメロがある、クラップの映える落ちサビ、I can get a chance!!、特異なリズムライン、全てにおいて聴くものをワクワクさせるそんな曲である。ハローっぽさ全開で展開するABメロからサビ、そして2番のサウンドの遊び、Cメロは急に90年代Jpop風に変化しての落ちサビラスサビに向けて駆け上がるテンション。そしてUFOキャッチャーというハロプロエッグ出身ユニット「チームデカリス」の『恋の無敵コマンド』リスペクトであることは火を見るよりも明らかである。コメディ路線な前曲から一転、ゲーセンをテーマに残しながら急に大人な少女のような雰囲気を纏う曲に変化した。最後には何を隠そう伝家の宝刀フェイクである。フェードアウトするの中で物悲しく響くフェイク、それが意味するものとは...
2位 コンプレックスにサヨウナラ! / ミニーズ。? :2.5pts.
プッチベスト20収録曲。基本のメジャー曲が溢れるある意味新しくある意味お馴染みのアルバムとなったプッチベスト20で一際輝く名曲。パンパペプトポン パペプトポン!ってなんだよ... ユニット曲あるあるの歌詞がまた近年のハロプロユニットの一つの完成系を示しているような印象。おちゃらけたメロから急に透明感と爽快感溢れるサビに入るのは作曲の技術か。だっか〜らで異世界に転生できる気がしてくる。パンパペプトポン パペプトポン!ってなんだよ... サビのバックで主にかかっている「テンテテンテテン チャッチャーチャッ」のサウンドが曲の印象を決めている。心地よい。さらに落ちサビだ。こんなにスカッ!と決まる、クラップの映える落ちサビは久しぶりじゃないか。太古の昔からクラップの映える落ちサビのある曲は名曲であると相場が決まっているのである。パンパペプトポン パペプトポン!ってなんだよ... とにかくいい曲!
3位 意識高い乙女のジレンマ / つばきファクトリー :2pts.
今年つばきのシングル曲で一番いい曲だったのではないかと思われるこの曲。つばきの魅力とは他のハロにはない声質の多様性であり、つんく歌唱に縛られない表現の良さであり、どこか儚い、どこか物悲しい雰囲気を持つグループなのである。つばきファクトリー、2019年には今年が勝負の年ではないかと気合を入れ、岸本の熱いブログから始まったリリースイベントも記憶に新しいが、飛躍を期待された一年であった。そんなシングルの片面がこの曲である。曲調としては落ち着いた曲調の中にもはっきりと刻まれるリズムがあり、独り占め、Just try、I need you、デートの日などの系譜に列せられるであろうと思われる。しかしなんといってもこの曲は小片。結局グループの要は小片だったんだ。小片の出す雰囲気、表情、全てがつばきに無限の可能性を与え、無限の魅力を引き出してくれるのだ。早く帰ってきて欲しい… 俺らには小片が必要なんだ…
4位 Hair up 空へ! / つばきファクトリー :1.5pts.
つばきファクトリートロールズコラボ第2段のこの曲。もうサイコー!はライブで始まったとき髪のないつばきファクトリーヲタクの最大派閥である無毛おっさんたちを敵に回し、もうヤメテー!なのかもうサイテー!なのかよくわからない曲になっていた。そんなトロールズコラボ第2段。嵐の予兆なし。また存在感のないカップリングかよと思って聞いたときのイントロ!「ッツチャーンラッラッ ぷちょへん空へ〜」いや、最高かよ。となったのである。子供向けの曲だったとしてもリズムラインで子供扱いしないのがハロープロジェクト。この曲の最も優れているポイントはその複雑でありながらどこか首を前後に揺らしてしまうリズムである。後は「たった一つのファーミリィ」で急に脱力するやつである。そして「ンアーッタッタッタ」とバックでエロそうなお兄さんのコーラスが入っていることもよい。イナイレ期みたいにトロールズ期ができるのを心待ちにしています。
5位 ルーレット / PINK CRES. :1.5pts.
ハロプロというのか拡大解釈すればするほど楽しいものである。僕にとっては乃木坂46のI see…は実質ハロプロだし、もうハロプロってことにしようって感じである。夏焼雅擁するピンククレスがなぜハロプロじゃないと言えようか。この曲はとにかくリズムの駆け抜ける感じが最高なのである。サビ前で一度スピードを緩めて期待、期待させておいてサビで期待通りの爽快感を感じさせてくれるのはライブ映え間違いない曲展開で音源で聴いていても胸躍るトリックである。またサウンドも金管楽器が冴え渡るイントロやお姉さんグループの特権とも言える落ち着き、そして声加工などのお遊び要素などあらゆる属性を兼ね揃えた曲になっており、こんなにいい曲出されたらおらピンククレス行ってしまうだよ!となってしまう。まあとにかくこの曲で一番いいのは単純じゃないものの素直に刻めるリズムであり、注目して聴いてほしい。
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