楽曲部門
1位 眼鏡の男の子 / BEYOOOOONDS :3pts.
寸劇の導入という予想外のスタイルで令和を生きる新風アイドルとしての立ち位置を明示した画期的な作品
EDMやラップなどハロプロ楽曲ではお馴染みのモチーフを絡めつつ、軽快なリズムと耳に残るサビのメロディで既存のファン層以外にもアピール出来る間口の広いポップ・ソングへと落とし込むことに成功している
メンバーの個性的なキャラクターも十二分に活かされており、全方位的にクオリティの高い完全無欠のデビュー曲!
2位 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? / Juice=Juice :2.5pts.
今やHello!全体を牽引する程の存在となったJ=Jが、更なるポピュラリティを獲得するに至った決定打的楽曲
タイトルのフレーズにもなっているイントロと落ちサビのパートがやはりこの曲の肝
「本当の自分をわかってほしい」という静かな感情の奔流がたまらなくエモーショナルで、聴く者の共感を深く呼び寄せる
宮本佳林と段原瑠々、そして新加入によりパートを引き継ぐ事となった松永里愛、三人それぞれによる微かな表現の違いに耳を傾けてみるのもまた一興
3位 人生Blues / モーニング娘。'19 :1.5pts.
強迫的なコード感と重厚なビートで紡がれる超現代的サイバー演歌
シンプルながら芯を突く言葉で人生の難しさやもどかしさを表現した歌詞が胸に迫る
つんく♂と大久保薫という定番タッグによるブレない作家性と哲学が染み渡る、ハロプロファンにとっては抗い難い魅力を湛えたアート性の強い一作
4位 赤いイヤホン / アンジュルム :1.5pts.
マッシヴなハードコア・テクノに乗せて自立した『個』としての力強い生き様を歌いつつ、それでもどこかロマンスを求めて彷徨う女性の弱さと繊細さまでもを巧みに描いた秀作
絶対的リーダー和田彩花の卒業を前にしたタイミングでグループの深化した表現力と幅の広がりを示し、アンジュルム第2章への更なる飛躍を確信させた重要な一曲
5位 ニッポンノD・N・A! / BEYOOOOONDS :1.5pts.
平井美葉の男前なラップからキックスタートする勢い満点の鉄板ライブ映えソング
現代の日本人に対する問題提起的な内容ながら、アッパーなユーロビートサウンドで深い事を考えずとも盛り上がれてしまうパーティー・チューンに仕上がっているところがなんともユニーク
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