楽曲部門
1位 ニッポンノD・N・A! / BEYOOOOONDS :2pts.
トリプルA面のデビューシングルは異様な充実ぶりで、とりわけTKサウンドでユーロビートでU.S.Aなこの曲は星部ショウさん楽曲の中でも俄然イケイケ。イントロや曲中のセリフ、ほのぴのショルキーなど勢いを加速させるギミックがいずれも奇をてらった策というよりもBEYOOOOONDS標準装備なのがすごいです。詞先の曲作りだそうで、我らが野沢トオルちゃんの歌詞は「モンゴロイド」の部分だけ妙に胸騒ぎするのを除けばアジってアジって未成年の主張で最高です。
2位 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? / Juice=Juice :2pts.
しーんと始まって盛り上がって落ちサビでもう一度しーんとする構成とか転調とか、ゆかにゃの優しく狂気的な口調で脳内再生される長く引っかかりのあるタイトルとか、とにかく貫禄あるカッコいい曲。MV再生数伸びてますという指標は商売につなげるにはどこか曖昧な気はするけど、でもそこを含めてリリース後も別ボーカル版発売とかイベント追加とかいろんな珍しい展開があってロングヒットになった。
3位 ハルウララ / こぶしファクトリー :2pts.
めっちゃ綺麗でいい曲。がなりドスコイ上等な従来のこぶしファクトリーらしくないイメージの曲でありながら、メロもコーラスも歌衣装もよく聴くと意味深な歌詞も全部きれいで心洗われて、これもまたこぶし。「アプカミ」でドラムレコーディングの様子が楽しめたように、しっかりビートが刻まれるので推進力に身を任せられる。落ちサビみなみなのビブラートが心地よく、ラストのあやぱんフェイクも柔らかくて強い。色あせない普遍的な感じがあり、春ものフレッシャーズスーツのCMソングどんバマり妄想を勝手にしてます。
4位 消せやしないキモチ / こぶしファクトリー :2pts.
ライブでは2018年から好評のうちに披露されていたものの音源化されておらず、ようやく2019年にアルバム収録された爽やかな失恋ソング。レコーディングが少し前とのことでメンバーの声も微妙に若く、それだけ短期間でもこぶしの歌声はビヨーンと伸びている。スタンドマイクでの手振りはわかりやすく、間奏の手を叩きながらのジャンプはメンバー同士体当たりしちゃうんじゃないかという距離感で微笑ましいです。
5位 全然起き上がれないSUNDAY / アンジュルム :2pts.
つんく♂節炸裂のけだるまどろみぐったりバラード。初めて聴いたときは途中からテンポアップしてつばきファクトリーの「デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい」みたいな曲調になるのかな?と思ってたら、けだるいままエンディングに突入したので目をひんむきました。メロディラインはわりと正統派でファルセットもきれいで、かみこ、かわむーあたりの繊細な歌声がすっと耳になじみます。
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