楽曲部門
1位 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? / Juice=Juice :5pts.
歌詞の展開の秀逸さに、聴けば聴くほど惹かれた曲。
うたコン出演からこの曲が大きくなっていき、この曲の良さに気がつきました。
歌全体を通して散々強がって、隠している弱い部分を出した上で、
最後のサビ「ひとりで生きられちゃうの それは素敵なはずでしょう? 胸張る私になって 誰か愛したい」に昇華。
たとえ強がりの裏にある弱さがあったとしても、その弱さも含めて私だと認めたい、その上で誰かを愛し、幸せというものに近づきたい、という心情の変化が読み取れる構成が、とても好きな曲です。
また、宮崎由加さん卒業後の6人だけでなく、新メンバー2人が加入した後もきちんと歌い継いでいく系譜ができたのも1つ大きな動きだったと思います。
ここに来て、また1つJuice=Juiceの代表曲ができたことが嬉しかったです。
2019年のハロプロを代表する楽曲だったと思います。
2位 GIRL ZONE / 雨ノ森 川海 :2pts.
雨ノ森 川海の方向が大きく固まった曲。どこかイタさを感じさせ、ヒリヒリするパフォーマンスが魅力。
年始のハロコンで初めて観たのですが、ハロプロメンバーになった覚悟と喜びがパフォーマンスから感じられてとても引き込まれました。
岡村美波さんの普段のイメージからは想像もつかない表情(特に目つき)と力強い声、山﨑夢羽さんの最後の歌唱がこの曲のキモだなと思います。
パフォーマンスするのに結構エネルギーが要る曲だと思いますが、雨ノ森 川海の魅力が最も引き出されるので、長くパフォーマンスしてほしいなと思います。名曲。
3位 明日の私は今日より綺麗 / こぶしファクトリー :1.5pts.
夢に向かって走っていくぞ!というこぶしらしい元気ソングではありますが、今までの同系統の曲のように明るく若々しいだけではなく、大人に近づくに連れて得た気づきや悟りのような要素も入った、今のこぶしファクトリーの5人だからこそ歌える曲かなと思います。
大人になるに連れ、様々な経験を重ねていくなかで、今までできなかったことができるようになったりするワクワク感と共に、大人になっていく自分に戸惑うことはあるけれど、経験を重ねていくなかで感じたつらさや苦しさ、それに加えて大人になっていく戸惑いをもひっくるめて、意味がある、と思える日がもし来るのなら、大人になり、年を重ねた自分を好きになれる=明日の私は今日より綺麗、というふうに受け取りました。
中島卓偉さんがこぶしファクトリー(もしくは浜浦彩乃さん)にあて書きしたのかどうかはわかりませんが、卓偉さんなりのこぶしファクトリーへのエールにも聞こえます。
4位 ニッポンノD・N・A! / BEYOOOOONDS :1pts.
BEYOOOOONDSの勝利を確信させた曲だと思います。
平井美葉さんのヤバいよヤバいよ(以下略)ラップがなんというか、ハロプロっぽくない。でもそのハロプロっぽくないのがハロプロっぽい。もうこのラップだけで勝った気さえしました。
サビの3音のみのメロディーと、意味のない歌詞が、意味もなく上がります。歌のメッセージをサビ以外で表現する潔さも良い。メッセージと曲の展開が気持ち良く、聴いていてスカッとします。
レコ大でやってほしい。
5位 開き直っちゃえ! / こぶしファクトリー :0.5pts.
真面目で考えとか凝り固まってるけれど、一旦肩の力抜いて深呼吸して、なるようになるから開き直っても良いんだよ!という、真面目に頑張るこぶしファクトリー(または野村みな美さん)へ向けた卓偉さんなりのメッセージがそれとなく感じられます。
「明日の私は今日より綺麗」にも似た雰囲気が感じられます。
人生の先輩の言葉には説得力があり、本当に力になるなぁと、1リスナーでしかありませんがそう思いました。
気が楽になる、お守りのような曲です。頑張りすぎてしまった時に聞きたいです。
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