楽曲部門
1位 人生、すなわちパンタ・レイ / アンジュルム :8pts.
おそらく意図的なオマージュだと思うが、高度な知見を凡民を用いて例示する歌詞は、
宇宙のような大きな概念と日常的な生活や感情が同居するつんく氏の歌詞を思い出させる。
ヒャダイン氏の本領発揮であろう知的なアプローチに、思わず唸らされる。
歌詞の語り手はアンジュ世代の女の子だが、万物流転は普遍的な人生訓だ。
私の場合、自分の中で古い評価が固定されたままの小説や映画のことを意識させられた。
作品の評価は見た年齢で変わるだろうし、ともすればその時の体調や気分でも変わってしまう。
だから昔見た作品を積極的に見直して、評価を更新していく必要があるのだ。
歌詞への言及に重点を置いてしまったが、この歌詞の威力も、楽曲の力があってこそだろう。
この曲が持つ圧力や感情、推進力は、ヒャダイン氏になんとなく抱いていたイメージを超えたもの。
何よりもまずヒャダイン氏の評価が更新されることになった。
2位 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? (New Vocal Ver.) / Juice=Juice :0.5pts.
情熱的なダンスロックで、初のオリジナル曲“わた抱き”とのつながりを想像させられる。
おかげでゆかにゃの卒業も含めたJ=Jのこれまでの道のりに思いを馳せることになるわけだが、
後に若き新メンが加わってパート割りも大きく変わったNew Vocal Ver.が追加されたことにより、
過去と未来の魅力を一度に見せてくれる特別な曲になった。
この曲を一位にしたかったけど……、皆さんに任せます!!
3位 高輪ゲートウェイ駅ができる頃には / CHICA#TETSU :0.5pts.
冒頭の台詞から察して学生もしくは生徒の曲のようだが、ラウンジやリゾートの趣がある。
東京については無知だが、港区高輪にはそうした風情があるのだろうか。
夜景は素敵だろうが、海は人工的で汚いだろw
ちなみに私が今までで一番多く聴いているラウンジポップの名曲と言えば……、
そう、Super Furry Animals『Juxtapozed with U』です^^
4位 ハルウララ / こぶしファクトリー :0.5pts.
アルバム曲、とくに『消せやしないキモチ』と迷ったが、やっぱりこっちにしよう。
この曲は『春恋歌』のこぶし版ですね。声が綺麗で、歌唱力も上がった今の五人には、
こういうガーリーな曲が似合うのかな。大サビ前ののむのソロがかわいい。
5位 遠いところへ行くのでしょう / Bitter & Sweet :0.5pts.
カーペンターズやそれに近い時代のフォークソングを髣髴とさせる優しい曲。
いやこれまじでカバーじゃないのかよw
サニーデイ・サービス『ここで逢いましょう』やSexy Zone『Ladyダイヤモンド』なんかも、
初めて聴いたときは昔の曲だと思ったよ。
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