楽曲部門
1位 ハルウララ / こぶしファクトリー :4pts.
今年のナンバーワン曲は『ハルウララ』。テンポが早めなのになんだか優しいメロディーと春らしくどこか切ない楽曲アレンジ。加えて、こぶし5人の透き通った歌声と表現力の高さが合わさったことによって、文句の付け所がない素晴らしい楽曲になったと思いました。聴きどころは何と言っても落ちサビの野村みな美の歌声です。声の強弱のメリハリがすごく効いており、詞に思いっきり気持ちが乗っているこの落ちサビは、間違いなくハロプロで今年一番素晴らしかったソロパートでした。もっともっと世間に知られて欲しい名曲です。
2位 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? / Juice=Juice :2pts.
今年ハロプロで一番バズったであろう楽曲。山崎あおいさんの描く『少し強い女の子の"弱さ"』と、『全員強いけどガラスのように壊れそうなJuice=Juice』の雰囲気が見事にぴったりとハマった曲でした。一際目を惹いたのは、段原瑠々のパフォーマンススキルの高さ。ピッチが全くぶれない歌声とこちらが吸い込まれそうになる目の表情は、本当に年少メンバーなのか?と思いたくなるほど完成度が凄かったです。ハタチを過ぎた頃には、きっと立派にハロプロを引っ張っていく存在になっていると思います。
3位 Be lonely together / アップアップガールズ(2) :2pts.
つんく♂さんも自画自賛するほどの出来だった楽曲。つんく♂さん曰く『素人毛』(素人に毛が生えたくらいのスキル)なアプガ2には少し難しい曲な気もしましたが、完成されたグループが歌うよりもまだまだ発展途上なグループが歌う方がどうやらこの曲は惹き込まれそうです。「あいしてる」の間に『wow』を入れるフレーズは一見かなりシンプルの様に思いますが、そのフレーズが1回聴いただけでも頭にこびりついてしまいます。アプガ2の楽曲の中ではYouTubeの再生回数がかなり多かったので、ひいきのグループに歌ってほしかった!と思ったハロヲタもかなり居たのじゃないでしょうか。
4位 ニッポンノD・N・A! / BEYOOOOONDS :1pts.
令和デビューの新風世代にふさわしい曲。冒頭の平井美葉のセリフからビヨーンズのとりこになった人も多いのではないでしょうか。歌詞はかなり直接的に痛烈に現代日本を皮肉っているものの、若い世代がこれからの日本を引っ張っていくんだという"ヤッタルチャン"的な精神で溢れており、23歳の僕にとっても凄く元気をもらえた楽曲です。また、間奏部分の"青年の主張"の部分がCD版の前田こころ岡村美波に加え、全メンバー分用意されているのでライブで盛り上がること間違いなしですね。
5位 私を創るのは私 / アンジュルム :1pts.
5位としてアンジュルムの最新曲を選出。和田彩花卒業後の"アンジュルムの第二章"にふさわしい曲であり、環境が変わることで生まれるメンバーの戸惑いや不安、でもそれでも前に進んでいく決意を描いた素晴らしい作品だと思います。MVでは新メンバーの太田伊勢橋迫の"はちれらりん"がフューチャーされていますが、上國料萌衣で始まり上國料萌衣で終わる歌割りや、1番のサビの終わりが笠原桃奈、2番のサビの終わりが船木結という歌割りからも、アンジュルムは諸行無常であり常に未来を見据えているのがよく分かるのでないでしょうか。ところで、先日船木結の来年春の卒業発表がありました。色々憶測や噂が立てられていますが、『私を創るのは私』という楽曲の主人公が船木結だと思ってこの曲を聴いたら、そんな邪推をせずに素直に送り出せるのではないでしょうか。
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