推しメン部門
佐藤優樹 / モーニング娘。'19
「もしかしたら、年内に卒業か?」というほどに、今年の佐藤優樹はコンサート中にも、あまり更新しないブログの中でも、しつこくファンやスタッフ、メンバーや家族に向かって何度も感謝を述べていた一年だったと思う。同期が次々と卒業し、右も左もわからない新メンバーを迎え、気が付けば「小学生から(なる予定になかった)大学生までモーニング娘。を続けている」グループ史上初めてのメンバーとなった。粛々と無情に時間だけが過ぎゆき、それでも思い描く自分には全然程遠い現実にあって、今できることは唯一「すべてに感謝すること」だったのでは? すでにアイドル雑誌から「アイドル界の鬼才」と称され、芸能界に多くのファンを抱えていても、彼女は煩悶し続ける。その煩悶は現在のモーニング娘。全体を揺り動かしている。つんく♂が以前「こいつの勝負は22才やな」と言っていたが、来年は21歳。現在の焦りや戸惑いを温かく見守っていきたい。
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