楽曲部門
1位 泣けないぜ…共感詐欺 / アンジュルム :3pts.
今年この楽曲だけ頭一つ抜けてる感じ。
エッヂの効いたキックで刻まれたリズムの上を
撒き散らされたラメのようにキラキラした音が駆け抜けて行く。
共感と馴れ合いを拒絶する歌詞世界。
そこに寄り添うカラフルな音の装飾。
ロック&ポップ、そしてゴージャズ。
軽く触れただけで皮膚が切れるようなナイフを、ラインストーンでデコったような楽曲。
尖ってて力強く、綺麗だ。
山崎+平田コンビ是非、つばきにも。
2位 I Need You ~夜空の観覧車~ / つばきファクトリー :2.5pts.
「好きだから、そばに居たい」という恋愛に於ける"公理"を転倒させた楽曲。
それぞれの住む街から遊園地、そして観覧車のゴンドラへと、二人の物理的空間は
狭められていく。
そしてそのことが、相手に対する想いの形容し難い曖昧さを
明確な輪郭を持った言葉へと変えていく。
「好きです」と。
つまり「好きだから」という因が「そばに居たい」という果を生むという因果関係ではなく
「そばに居る」という因が「好きだ」という果を生むという因果関係になってる。
メンバーそれぞれが眩いMVも、この楽曲の魅力を強くサポートしてて癒やされますね。
3位 デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい / つばきファクトリー :2pts.
「失恋よりも怖いことがある そうあなたに 軽蔑されること」
この楽曲は、コンプレックスの歌だ。
コンプレックスが、シャワーを浴びることで綺麗に消え去れば良いのに...という願望。
でもシャワーを浴びたってコンプレックスは決して消え去りはしない。
歌詞の最後に出てくる唐突な「大好き」に、消えないコンプレックスに苦悶しながら
それでも他者を愛さずにはいられない人間の愚かさと、その愚かしさに対する愛おしさを感じる。
深い歌だ。
さすがは、つんく♂。
4位 Uraha=Lover / アンジュルム :1.5pts.
山﨑あおい作詞作曲。
今年のハロの楽曲的キーマンでありエポックは、この人じゃないかな?
通底してるのは、理解されたいのに、ソレを拒絶するテイスト。
そのツンデレ感が最高w
さて、この楽曲。
裏腹=背中=背理、的な感じ?w
拒絶も反復すれば意味が転化するという高等技。
「ドラマチックは要らない 君と私 二人きり」
劇的なドラマは、決してエキセントリックな言葉からは生まれない。
ありきたりで平易な言葉で積み上げた結果が"劇的効果"を生む。
今年5月にドロップされたのに、12月の今の方が楽曲的空気感がフィットしてる。
余談だが、この歌の主人公、面倒くさ過ぎw
5位 タデ食う虫もLike it! / アンジュルム :1pts.
完全にヒャダインのハロプロ讃歌ですねコレw
「ハロヲタ的にコレ推さないとか無いわ」くらいに。
まんまと釣られましたよw
ヒャダイン「ハロプロ=熱量」。
完全同意、完全承認、完全受諾、完全...最高w
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