楽曲部門
1位 銀色のテレパシー / Juice=Juice :3.5pts.
2017年の初頭にライブ新曲として初披露されて以来音源化が待たれてきた一曲がついにCD収録を遂げました。ライブテイクではイントロに印象的なコーラスがあり、それが音源化の際にカットされてしまったのは残念ですが、この曲ではとにかく宮本佳林の歌声の素敵さを堪能できました。もちろんほかのメンバーの歌声もそれぞれの魅力にあふれているけれど、かりんちゃんがJuice=Juiceで歌ってくれることが幸せだと強く思わせてくれた曲でもありました。最後のサビ前にある間奏の不思議な響きがとても印象的なのも良かったです。
2位 低温火傷 / つばきファクトリー :2pts.
今年の冬のハロコンで聞いたのが初めてでしたが、一度聴いてものすごく印象に残る曲でした。とにかく1音目から王道のマイナーが走り出す傑作でした。メロディ的には今年屈指の好きな曲で、少し落ち着くBメロからサビに向けて加速していくのとかすごく良かったなぁと思いました。歌詞は児玉雨子さん。「恋に低温火傷してる胸中/逸らしてる熱視線 何ジュール?」あたりが流石に上手いなぁと思いつつ聴いていました。
3位 禁断少女 / Juice=Juice :2pts.
つばきファクトリー「低温火傷」と同点2位は、こちらも大橋莉子さんの手になる作品。少し大人びたメジャーコードで進行する曲でしたが、やはり決定的なのはCメロの存在。高木→段原とJuice=Juiceの誇るソウルフルボーカルが続き、さらに宮本→梁川というクリスタルボイスが続くという仕掛けなのですが、いわゆる選抜的なメンバーの中にやなみんが入ったのがいい意味で大きな驚きでした。しっかりと期待に応える歌を聴かせてくれたやなみんの見事さにも拍手を贈りたいです。
4位 君の好きなひと / 鈴木愛理 :1.5pts.
今年6月にソロデビューした彼女のアルバム曲には、彼女と親交の深いアーティストから提供された曲がたくさんあり、投票したい曲も少なくありませんでした。この曲は山崎あおいさんの手になる、鈴木愛理さんいわく「こじらせ曲」。歌詞は「君の好きなひと」を描き続けるのですが、最後の最後に「気づいてよ、ねえ/私の好きなひと」をねじ込んだあたりに唸りました。実はこれ、レコーディングのときに「もう一つ物足りない」となって付け足されたラストフレーズだったというお話を聞いてさらに唸ったものでした。秋のPARALLEL DATEツアーでは最後の一曲に選曲され、客席も一緒に歌うという演出がつきました。穏やかで素直なメロディがお気に入りです。
5位 明日テンキになあれ / こぶしファクトリー :1pts.
5人による新体制で披露された「明日テンキになあれ」は、こぶしファクトリーらしい力強さにあふれる曲で大好きでした。歌詞もまた前向きな言葉を強いビートに乗せて歌うのが魅力的でした。映像配信でレコーディング映像も紹介されていたのですが、この曲のボーカルレコーディングでとにかく圧倒的な力強さに舌を巻きました。広瀬彩海さんが4人を相手にコーラスを担当するのですが、全く負けていないのですね。とても5人の声じゃないだろと思うぐらいの迫力に圧倒されたものです。
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