MV部門
1位 うるわしのカメリア / つばきファクトリー :3pts.
大正年代と平成の女の子たちを結ぶというコンセプトのもと作られており、楽曲自体古い時代の言葉や仮名遣いを意識していたり、イントロの蓄音機的なサウンドに仕立てられていたりするので、うまくハマっている。
つばきファクトリーと言えば「コスプレ」みたいな裏テーマが出来つつあるが、女学生風の袴姿と、近未来の制服と複数の衣装が見られるのもいい。
矢絣の模様は今年、アイドル関係の色々なところで見かけた気がするが、ちょっとしたブームにでもなっていたのだろうか。
ドローンの使い方も教室の中からそのまま外に飛び出させたり、既存の撮影機材では撮れないものを撮ろうとしている意欲は伝わってきた。
2位 就活センセーション / つばきファクトリー :2pts.
某46グループは「渋谷」を中心として、MV作品とその世界観を築き上げてきたらしいが、ならばつばきは「新宿」で行こうとお偉いさんが思い付いたのかどうかは知らないが、新宿都庁周辺の大通りを踊り歩くという、なかなか攻めたMVになっていたと思う。
ハロプロのMVはこじんまりしたスタジオにギンギラギンのカーテンを垂らして、その前で踊ったり、適当なセットの中でポージングしたり、というのしかほぼない気がするが、つばきは妙に外ロケに行ったり、楽曲の内容に添わせて作り上げるというのが多い気がする。
そういう意味でもハロプロっぽくないし、個人的にはむしろそういう方向で突き進んだ方がもっと広い層に刺さる可能性が増えるだろうから、色々趣向を凝らして低予算でも普通に面白く見れるものを作ってほしいと思っている。
3位 地団駄ダンス / Juice=Juice :1pts.
素直にアホだなぁと思ったのと、とにかく記憶に残っているのがもうあとこの曲くらいしかなかったので(笑)
巷で噂の「地団駄エフェクト」というのか、よく分からないケバケバしい色の煙だとか星だとかの模様をこれでもかというほど差し挟む手法が、このMVを皮切りに一気に増えて、多分もうひと通り全グループで使われてたようにも思うが、そういう意味で今年のハロプロMVの代名詞的存在になっているのではないかと思っている。
とにかく曲はアホくさいし、あえて聴く気にはならないけど、まぁ増員前のひとあがきだったのかなとも考えるといじらしくはなるところもある。
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