楽曲部門
1位 Just Try! / つばきファクトリー :3.5pts.
最後まで盛り上がりきることもなく、セクションごとのリズムパターンをザクザクと打ち出す軍隊めいた曲。
音数が少なくリズムもシビアだが、デビュー曲からこのような骨太さを打ち出した曲に取り組むつばきファクトリーには今後の活躍への期待が大きく膨らんだ。
2位 邪魔しないで Here We Go! / モーニング娘。'17 :2.5pts.
昨年の「セクシーキャットの演説」にも通ずるものを感じさせる構成。
今のところこのような曲を書いてくれる作曲者はつんく以外にいない。
3位 Feel! 感じるよ / Juice=Juice :2pts.
構成やメロディなどはオーソドックスなものであり、このテイストの曲でありながら4分とかなりあっさりしている。
自然という荘厳、雄大な存在への感謝を歌う以上このようなシンプルな曲では歌詞をまとめきることも難しいだろうが、難点をうまく美点へと昇華させた歌詞になっていると感じた。
すなわち、「マグマ」、「海流」といった地球規模の視点と「ほほえみ」、「おいしい水」といった生活規模の視点は並存しているだけでは単に広大な自然観を提示するのみにとどまるのだが、短い曲の中で不意に前者から後者へと飛躍させられる歌詞には、海流を生活規模の視点から、おいしい水を地球規模の視点から捉えさせる力があり、人間と自然が不可分な関係にあることをうまく表現できていると感じた。
このような視点間の飛躍はつんくの歌詞の特徴でもあるが、曲の構成も複雑であることが多いつんく曲とは一線を画しており、結果的に未踏の名曲となった。
4位 就活センセーション / つばきファクトリー :1pts.
タイトルは知ったときはその安っぽさから不安な気持ちになったが、フタを開けてみるとかっこいい仕上がりで、元の不安な気持ちとのギャップで却ってかなり好きになってしまった。
今年はつばきファクトリーの曲が素晴らしい。
5位 ピーナッツバタージェリーラブ / カントリー・ガールズ :1pts.
ロカビリーテイストな曲が多かったため新鮮であった。めちゃくちゃよかった。
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