第16回ハロプロ楽曲大賞'17 >> 個人ページ ガンバ春雨

投票者情報


ニックネーム:ガンバ春雨


楽曲部門


1位 ジェラシー ジェラシー / モーニング娘。'17 :3.5pts.
  何もかもが、最高。
アレンジやメロディ構成を紐解くと、ファンクやヒップホップ、R&Bと言った、過去のモーニング娘。を音楽的に語るにおいて重要な要素がてんこもりという大盤振る舞い。
プラチナ期的な「女」の情念を押し出した世界観。
そして、それを突破していくような現メンバーのラップ(特に、帰国子女である野中ちゃんの英歌詞!)も、高揚感たっぷり。
歴史を背負い、さらには過去の偉業を突破しようとする、「モーニング娘。20年間と未来」を表現した傑作だと思います。
直接的に言葉で20周年を表現するのではなく、音楽でそれをやる。
モーニング娘。を含め、ハロープロジェクトは音楽で自分たちを表現していく、そういう人たちなのだと、改めて痛感します。

様々な要素を一つにまとめた曲は、豪華で楽曲的にも、聞きごたえ抜群ですしね。
あと、大サビ前の譜久村さんのソロと、小田さんのフェイクの気持ちよさが異常に好きです。
2位 笑って / つばきファクトリー :2.5pts.
  とにかく、歌詞が素晴らしい。
「笑い」という一般的にはポジティブなものを「笑いつかれると涙が出る」と、ネガに反転。
さらにそこから、その涙を「産声」という生まれ変わる為のものだと、イメージを次々に転換していくレトリックの上手さには、とにかく驚かされます。

内容だけでなく、言葉のイントネーションをうまくメロディにつなげ、ポップに仕立てているセンスにも脱帽。(「ここプラットフォーム」のあたりとか)

ネガティブな感情を無理にポジティブに捻じ曲げるのでなく、そのままで肯定し、未来へとつなげるイメージは、まさにつんく♂イズム。
それを津野流に昇華し、小気味よいリズムとシンプルでキャッチ―なメロディで、王道ガールズポップに仕上げた、素晴らしい楽曲です。
3位 Fiesta! Fiesta! / Juice=Juice :2pts.
  ありがとうエリック。
そう言いたくなるほどに、本場ラテンが脳内に攻め込んでくる楽しすぎる一曲。
10代、20代前半の女の子たちが、ねちっこくいまでの濃度で、
女の大人の肉食世界を歌い上げる。
それなのにいやらしさがないとか、歌い手の実力があってのこの完成度だと思うのですが、やはり、そこにこのグループの持つ底力を感じます。
そして、このグループじゃないと、この味にならない。それは、素晴らしい楽曲だということです。
願わくば、ほかのグループのカバーも聞いてみたいですが、
やはり、この清々しいまでの圧力は、Juiceにしか出せないのだろうな、と聞きながらしみじみ感じてしまいます。
エリック、ありがとう!!最高にぶちあがるラテンを、ありがとう!!
4位 ファイナルスコール / ℃-ute :1pts.
  ストレートだからこそ、グッときます。
枝に咲いた花と、グループへの思いを重ねた歌詞の、抒情的なイメージは、うつくしい。
正統派の持つまっすぐさを、それ以上に高める、℃-uteの持つドラマとその中で鍛えられてきたパフォーマンス力。
非つんく♂曲だからこそ、外からの視点でそれを眺めることのぜいたくさ。
客観的に、どれだけすごいグループであったかを物語り、魅力を伝えることに成功しているんじゃないかと思います。
℃-uteはすごい熱いチームだったんだ、と、聞く度にかみしめさせられるそういう曲です。
5位 ピーナッツバタージェリーラブ / カントリー・ガールズ :1pts.
  ありがとう、エリック!!!
超王道の甘い甘い、可愛い曲。
オールディーズな雰囲気もあるけれど、それだけでは収まらない。
温故知新、王道、正統……。
可愛いをテーマに結成されたグループの、本道に返り咲いたような、まっすぐな可愛さ。
嗣永さんのまっすぐな歌で始まるのも、ごまかしのない「歌」で勝負をするという、王道を行くものたちの気概を感じます。

可愛いは正義。正義は平和。可愛いだけでも、描ける平和はそこにある。
エリックは、それを思い出させてくれた!ありがとう、エリック!!ありがとう!!

MV部門


1位 ジェラシー ジェラシー / モーニング娘。'17 :3pts.
  白と黒、快活と憂鬱。
このコントラストだけでも、見ごたえ抜群なのに、ラップパートでのはじけっぷりもあるとか、考えた人が天才すぎる。
映像の質感、照明もきれいなので、メンバーの顔の良さが引き出されているのも、嬉しいです。

ラップパートでは、転んだり、チャラチャラしたりと、いろんな譜久村さんが見れるのでうれしいです。
ヒップホップな衣装も、近年の私服衣装では珍しく、それぞれのキャラが立っていて、見ていて楽しいです。

水風船の的が「ジェラシー」とカタカナなのも、怪しげで最高。
2位 笑って / つばきファクトリー :2pts.
  センスがいい。
80年代後半から90年代前半のガールズポップMVを、現代風にマッシュアップさせたような印象。
特に、イントロの映像を細かく切り替えていく所は、気持ち良いです。
メンバーをいろんな角度や、パーツでとらえた映像も、技ありで素敵。
3位 To Tomorrow / ℃-ute :1pts.
  これはもう、泣いてしまいます。

後輩たちの大人数のバックダンス。これはずるい。
映像演出の出来というより、コンセプトがずるい。

推しメン部門


譜久村聖 / モーニング娘。'17
  初めて、彼女を知ったのは2011年。
今や、圧倒的オールマイティーさでステージに君臨する譜久村さんと比べたら、ピヨピヨのひよこみたいな頃でした。
でも、その時から、今まで、ずっと好きです。
子供の時に感じた「キラキラ」した憧れを、ずっと貫ける人は希少です。ましてや、彼女のように自分が「キラキラ」を人に届ける側に立ち、
憧れを理想に、理想を目標に、目標を現実に、そして、現実をさらなる理想へとつなげていく人は、もっと稀です。

どんどん、繊細に、大胆に、幅を広げていく歌声や、ダンスももちろん好きです。
可愛いとうつくしい、大人と幼さ、女性らしさと男前さを、いい具合に調和させた顔も、好きすぎます。
実はおとぼけな性格も、たまに見せる雑な所だって、妙に愛しい。

でも、自分の「愛」に誠実な所に、憧れます。私も、そうであろうと、心に灯がともります。だから、大好きです。