楽曲部門
1位 独り占め / つばきファクトリー :3pts.
絞っても最終的に投票したい曲が10曲以上残ったので、ものすごく迷いましたが、つばきファクトリーの「オリジナルのつんく曲もやっていく路線」を決定付けた『独り占め』は絶対に入れたかった。
最近のハロプロだと、おしとやか系の楽曲も珍しいし古き良きな雰囲気もあって、健気で可憐なだけじゃなく、ちょっと毒もある、陰湿な世界がつばきファクトリーのカラーにもすごく合ってて曲との相乗効果が出ています。
『気高く咲き誇れ!』も入れたかったし、森高千里さんのカバー『私がオバさんになっても』も妙に好きなんですが、この曲を差し置いては選べませんでした…
あと、関係ないですがやっぱりこぶしにもオリジナルのつんく曲が欲しいです…!
2位 セクシーキャットの演説 / モーニング娘。'16 :2.5pts.
MVや衣装に注目が集まりがちなセクシーキャットですが、何気に『THE マンパワー!!!』にも通じる怪曲だし、セリフこそないけど『Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜』のようなミュージカル/レビュー風の曲展開が楽しい。
つんくさんの遊び心も出ているし、歌割りもつんくさんが決めたのかはわかりませんが、キャット役の3名の人選も素晴らしく、ちょっとだけイラっとする感じが出てて最高。
歌詞の内容が辛辣なのもまた良かったです。
3位 チョット愚直に! 猪突猛進 / こぶしファクトリー :2pts.
ヒャダインさんがハロプロに本格参入ということで、MVが公開される前からラジオ音源で聴きまくった曲。同じくヒャダイン曲のJuice=Juice『KEEP ON 上昇志向!!』も最高でしたが、思い入れの強さでこちらに軍配。
『そうだ! We're ALIVE』の「カモンナッ!」を引用したり、ハロプロ文法リスペクトを感じつつ、前山田さんなりの盛り上げ方が散りばめられている爽快な曲。
男前すぎてちょっと多用するのもどうかな〜と常々思っている、こぶしメンバーのガナリとかコブシ回しも、この曲が一番活きていたと思います。ブラスアレンジもかっこよかった。
『押忍!こぶし魂』も入れたかったです…。
4位 恋ならとっくに始まってる / アンジュルム :1.5pts.
思い入れによるところもかなり大きい曲なのですが、自分がハロプロに興味を持つきっかけとなった田村芽実さんの卒業シングルであり、スマイレージからアンジュルムに改名してから初のつんく曲ということで、入れないわけにはいかなかった。
長らく苦労してきた2期メンバーですし、共に戦ったつんくさんの思い入れも強いメンバーだったことでしょう。アイドルをきっぱり辞めて、ミュージカル女優というかねてからの夢に突き進むめいめいに当て書きしたような歌詞で、「演技」に対する思いが「恋」に置き換えられている気がします。
めいめいのセリフから始まるのもやはりグッときますし、強めのビートや転調、小刻みな譜割とつんく節も全開の名曲。
ただ、ひとことだけ言いたいのが、MVの変なテロップみたいなデカ文字は完全にいりませんでした…ごめんなさい!
5位 Tokyoという片隅 / モーニング娘。'16 :1pts.
『冷たい風と片思い』『The Vision』と超迷った末に入れました><
今年はモーニング娘。も豊作すぎて全曲入れたいくらいだったんですが、『泡沫サタデーナイト!』の大評判に隠れて、この曲が埋もれている印象もあったので5位に。
荘厳な感じのギターリフ/ストリングス(?)から始まる世界観構築がテリトリーに入ってしまった感じでゾワッとして、はじめて聴いた時の衝撃は今年1番だったかもしれません。
ハロプロはお祭りソングも楽しくていいのですが、切迫した「雑草魂」を根底にした哀愁漂う曲を歌ってほしいという欲があります。
「憧れの東京」「大都会の孤独」みたいなものが、つんく曲のテーマの1つとしてずっとあったかと思うんですが、この曲では「この世界のTokyoという片隅にゃ…」と、きっぱりと超シビアな捉え方で更新された気がします。
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