楽曲部門
1位 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間 / アンジュルム :3pts.
曲想そのものは50年オチくらいのテクノ歌謡だが、間奏開けの和田彩花ソロがリリウム以来と言っても過言ではない強力な出来でこの曲を1位とした。シングル全体の構成も充実していたためあと2曲足してEP盤としてリリースしても悪くなかったように思う。
2位 バイバイメトロ / Bitter & Sweet :2.5pts.
これも懐かしのテクノ歌謡の一曲。春咲小紅以来「テクノ歌謡は和調の旋律で」というルールでも業界内部にあるのだろうかと思うくらい変な旋法で主旋律が書かれている珍曲。だが出来そのものはアルバムの中のハイライト。歌詞も切ない。二人のボーカルも堪能できておすすめの曲。
3位 忘れてあげる / アンジュルム :2pts.
和田彩花の理想とするモーニング娘。がプラチナ期であることはよく知られるが、「忘れてあげる」は黄金期とプラチナ期の中間あたりの楽想を持た一曲。この曲を聞いていると和田彩花がモーニング娘。のリーダーとして君臨していたら今頃フォーメーション路線はなかったんだろうなと思った。
4位 恋はマグネット / カントリー・ガールズ :1.5pts.
オールディーズ路線をひた走るカントリーとしては異色のトニマン歌謡。歌姫、稲場愛香がオールディーズ以外の楽曲を歌う機会はなかなか訪れなかったが最後の最後に間にあった。嗣永桃子、山木梨沙の芯の通ったボーカルも心地よい。
5位 Dream Road ~心が躍り出してる~ / Juice=Juice :1pts.
アンビエントな音場設計に驚くつんく♂のチャレンジ曲。娘。で実験曲をやっていた頃よりもさらに尖鋭度が増しているのが特徴。SPではなくイヤホン(それも徹底的にフラットなもの)で聞くと尋常でない浮遊感に包まれる。本年のつんく♂曲の最高傑作。
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