楽曲部門
1位 次々続々 / アンジュルム :3pts.
開始3秒で既に敵は倒している。
今年も卒業・加入を経験したがどちらの9人でも
無敵のスター状態の彼女たちには関係がなかった。
サビをCメロ的に使う展開・編曲も素晴らしい。
結局子供なのか大人なのかはわからないし
少年漫画的な熱さがありながらも
アートのような繊細さもある。
わかっているのは一つ。最強である。
2位 Dream Road ~心が躍り出してる~ / Juice=Juice :2.5pts.
独立国家ハロープロジェクトにおいてもまだ異彩を放つ様は
さながらアイドル界のバチカン市国。
壁ドンと評される振り付けは囚われの暗喩なのか
より強固な壁を作るという意思の現れか。
気持ちいいと気持ち悪いの背中合わせ。
20年も30年も先に行くEDMの進化系なのか
それとも何となく違う何かなのか。
意味も成り立ちもどうだっていい。
宗教とは観念だ。わたしはこの国の民です。
3位 Summer Wind / ℃-ute :2pts.
この曲を演じられる、この曲を書ける、
この歌詞を乗せられる、この世界観を作れる、
これが出来るのは℃-ute&つんくさんだけ。
メロディから本人たちまで美しいの極み。
完成オブ完成。完成度が100では足りない。
これを壊してしまうのは勇気がいるが
これ以上の境地があるのだろうか。
4位 セクシーキャットの演説 / モーニング娘。'16 :1.5pts.
曲というよりはもはや舞台・ミュージカルと言える程の
華やかさとストーリー性とエンターテイメントの塊。
主演3人の女優力はアイドル界随一と言える。
しかし聴き込んでくると結局わからないのだ。
とてつもなく深い海。底がない。
一匹の龍、一匹の大蛇…一匹の謎の生物…そんな塊。
一聴しただけではわかりずらい展開(実はシンプル)も
慣れてくると心地よくてホップしてくる。
そのどちらも支えている編曲ぶりには
編曲大賞の一票を入れたい。
5位 冷たい風と片思い / モーニング娘。'15 :1pts.
素手で心臓を掴まれるような歌と
表現力=鞘師里保と言える程の舞と。
卒業していく大エースに捧げる曲としては
温度があまりにも低いのは逆に信頼出来る関係性の証。
そしてそれに答える熱演。言葉のいらない師弟関係。
既にこの曲も’16にアップデートし終えたし不満などないが
この曲だけは言いたい。鞘師里保は偉大だ。
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