第14回ハロプロ楽曲大賞'15 >> 個人ページ nht

投票者情報


ニックネーム:nht


サイト:ナイスハロヲタトレイニー


楽曲部門


1位 「恋したい新党」 / ハロプロ研修生 :4.0pts.
  凝った打ち込みのリズムトラックに乗って歌われるは、JCが自分の存在価値を値踏みした結果、若く魅力的な自分の純情と引き換えなら自分は救済されるはずだ、なんならお釣りだってくるはず--と言い聞かせて、そして一安心して屁こいて(たぶん)寝る、というバカバカしくも切実な心情。このこじらせ具合は元アンジュルムの福田花音さんを彷彿とさせるものだが、その福田さん自身がかつてイベントでソロ歌唱しており、アホかまろ、あんたのVer.が正規版にしか聴こえねーような完璧な出来のをシレッとドロップしてんじゃねーよ!責任とってリリースしてくれや!すいません、言葉が乱れました。お詫びいたします。
2位 大器晩成 / アンジュルム :3.0pts.
  2015年の快進撃の嚆矢となった傑作。改名直後というベストタイミングで手に入れた、アンジュルムにとっての「One・Two・Three」といっていいだろう。間奏のブレイク直後からラテンパーカッションが前面に出だし、さらに熱を帯びる後半の加速感は有無をいわさない。中島卓偉のオリジナルVer.を聴いて、これをディスコファンクに改造したらどうだろうと思いついたスタッフが有能すぎる。
3位 念には念 (念入りVer.) / こぶしファクトリー :2.0pts.
  イントロのシャウトはハッキリいって蛇足だが、インディーズVer.より歌がこなれているので、やはりこちらを選ばざるを得ない。曲は、巷間いわれているとおり「20th Century Boy」+「My Generation」以外の何ものでもないが、2015年の新曲で今さら♪ワ~~という女声コーラスが聞けるとは、トニー・ヴィスコンティも草葉の蔭…あ、ご存命なのか。作者のアベショーがいったい何者なのかは、同じ謎の新星である星部ショウと較べてまったく話題にならないが、次作が実に楽しみ。
4位 今すぐ飛び込む勇気 / モーニング娘。'15 :0.5pts.
  浜田ピエール裕介の音数の多いアレンジはハロプロではなかなか珍しいもので、新鮮味がある。この曲も、アコギとエレキとハンドクラップ、ハイハット等を敢えて小さいミックスバランスの中で溶かし合わせてあり、その繊細さが聴きどころ。メロディ、特にサビからリフへ戻るところの転調はいかにも鍵盤弾きが作ったもので、これまた新鮮。
5位 普通の私 ガンバレ! / LoVendoЯ :0.5pts.
  シンセブラスを大胆に導入したポップロック。90年代のB'zっぽくもある(「love me, I love you」)。二年余のインディーズ期間を経てわざわざメジャーデビューすることの意義を、これほど戦略的に捉えた冷静な楽曲企画というのも、なかなかないのでは。

MV部門


1位 ドンデンガエシ / アンジュルム :3.0pts.
  「ウエスト・サイド・ストーリー」を模したコレオグラフが、芸達者なメンバー達にハマっている。たった一年で終わった《このFIGHTING NINE》の最高到達点といえる出来。グラフィックも十分美しいMVだが、そういう作品に限って、メンバーのパフォーマンス力のほうが遥かに凌駕しているというのは、これは嬉しい悲鳴といえばいいのか何といえばいいのか。
2位 次の角を曲がれ / ℃-ute :2.5pts.
  シャープなフォーカスとライティングのみでパフォーマンスを撮影。小細工なし。メンバーの美しさが極まっているから、それでも目が離せない出来になる。
3位 青春小僧が泣いている (Another Ver.) / モーニング娘。'15 :0.5pts.
  フジテレビとのタイアップ企画が出発点だったとはいえ、最終的にこれほど挑戦的な作風の公式作品に結実したことを、評価しないわけにはいかない。これを評価しなかったら、また、群舞と顔アップだけのMV群に戻ってしまう。

推しメン部門


小田さくら
  PDCAのプロセスをあっけらかんと見せながら、すべての面で弛まず着実に前進していく。その頼もしさはアイドルというよりまるで、信頼できる部下みたい。