楽曲部門
1位 生まれたてのBaby Love / Juice=Juice :3.0pts.
今年も多くが登場した赤羽橋ファンク系楽曲の中でも、特に明るくスッキリした仕上がり。
メンバー毎の歌唱個性も分かりやすく表現されていて、そこも楽しい。
年相応以上の大人らしさが要求されるものが多いJuice=Juice楽曲の中では珍しい「陽」の楽曲。
まるで、夜の街でのすれた経験を経て新天地へ飛び出した末にたどり着いた山あいに広がる一面のひまわり畑―。
そんなハッピーエンドを迎える映画のエンディングテーマのようにも思える、今年一番の幸せな楽曲。
そんな楽曲の中であってもどこか陰を感じさせるのもまた、Juice=Juiceらしさが出て面白い。
2位 ドスコイ! ケンキョにダイタン / こぶしファクトリー :2.5pts.
ニッポンの応援歌を思わせる和ロック。
和太鼓の音も心地よく、特にサビの最後に聞こえる縁うちも凛としていてしびれる。
つんく♂リスペクトの味わいを残したまま高く跳躍し、新しい道、新しい時代を感じさせてくれる一曲。
3位 テーブル席空いててもカウンター席 / ハロプロ研修生 :2.0pts.
女子高生なりきりブログ系ストーリーの中に、「ひま子」「子犬(ワンちゃん)ならおしっぽグルグルだよ」などの最早変態と紙一重の表現に達しているつんく♂節が炸裂。
いい角度でレバーに入ってくるフックを貰い、痛みを和らげるために出た脳内麻薬にクラクラしつつも病みつきになってしまう…そんな一曲。
催眠術のような8分の6拍子に乗せてその物語が展開されるのもまた、トリップに拍車をかける。
珍味性、中毒性では今年一番。
4位 臥薪嘗胆 / アンジュルム :1.5pts.
おもちゃ箱のように色々な音色が詰め込まれた、赤羽橋ファンク系楽曲。
彩りがあり、今年一番素直に楽しんで聞ける楽曲。
5位 「恋したい新党」 / ハロプロ研修生 :1.0pts.
どこか重々しさと陰を感じさせるR&Bソウル風のアンニュイな楽曲。
思春期の閉塞感を表現することに定評のある、つんこ♀(14歳)先生の久しぶりの楽曲。
こうしたハロプロの一要素が消滅することなく生き続けて欲しく思う。
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